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J-GLOBAL ID：202002275320994388   整理番号：20A0271678

岩石記録で認識された高および低応力沈み込み帯【JST・京大機械翻訳】

High- and low-stress subduction zones recognized in the rock record

著者 (2件)： Ishii Kazuhiko (Department of Physical Science, Graduate School of Sciences, Osaka Prefecture University, Sakai, Osaka, Japan) ,  Wallis Simon R. (Department of Earth and Planetary Science, Faculty of Science, The University of Tokyo, Bunkyo-ku, Tokyo, Japan)
資料名： Earth and Planetary Science Letters  (Earth and Planetary Science Letters)
巻： 531  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： B0688A  ISSN： 0012-821X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一般的に,沈み込み境界の主な強度は,摩擦変形が支配的な浅い領域で起こることが一般的に認められている。しかし,見かけの摩擦係数μ′として一般的に表される絶対値の推定値は大きな変化を示す。摩擦せん断加熱はμ′に密接に関係し,せん断によって供給される余分な熱エネルギーの推定は,沈み込み帯強度を推定するために原理的に用いることができる。そのようなアプローチの一つは表面熱流測定に基づいている。しかし,収束縁における熱流は大きな局所散乱を示し,同じ領域においても,この方法を用いた異なる研究は,μ′の推定において大きな変動を示し,大きな不確実性を示す。沈み込み型変成岩に保存された沈み込み条件の熱記録は,熱流における局所的複雑さを平均化する地質学的時間スケールにわたって発達し,したがって,せん断加熱量の代替指標としての良好な可能性を有し,したがって,沈み込み境界に沿ったせん断強度を有する。せん断加熱を組み込んだ熱モデルを,2つの対照的でよく知られた沈み込みタイプの変成帯に対して開発した:SW日本の比較的暖かいSanbagawa帯と米国西部の比較的寒冷なFranciscan帯。三b川帯の高品位岩は,P/Tを約2GPaに増加させる強く湾曲したP-T経路を示す。プレート運動の速度と変成時の沈み込むスラブの年代に関する情報は,モデル化結果と組み合わせることができ,観測された曲線P-T経路を説明するためには,μ′~0.13に相当する比較的高いせん断応力が必要であることを示した。対照的に,Franciscan帯の高品位岩石は,約0.03のμ′に対して適切な上限をもつ強いせん断加熱を可能にしない比較的低温のP-T条件を示す。モデリングは,沈み込み速度と岩石学が,高対低応力沈み込み帯の発達に関する潜在的に重要な制御であることを示唆する。高応力沈み込み帯はおそらくスラブ粗さに関連する高い耐震/地震滑り比と関連している可能性がある。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 耐震性 ,  変成岩 ,  *沈み込み帯 ,  モデリング ,  *サブダクション ,  剪断応力 ,  変成帯 ,  剪断 ,  不確実性 ,  変成作用 ,  河川 ,  低温 ,  熱流 ,  摩擦係数 ,  散乱

著者キーワード (6件)： 沈み込み境界 ,  せん断応力 ,  三波川帯 ,  Franciscanベルト ,  数値モデル ,  変成P-T経路

分類 (2件)： プレートテクトニクス  (DE04020N) ,  地震活動  (DC03030L)

タイトルに関連する用語 (3件)： 岩石 ,  応力 ,  沈み込み帯