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J-GLOBAL ID:202002275352288742   整理番号:20A0792059

慢性的に予測不能な軽度ストレスのラットにおける抑鬱行動と胃腸機能に対するZuojinピルの効果:脳-腸軸の役割【JST・京大機械翻訳】

Effects of Zuojin pill on depressive behavior and gastrointestinal function in rats with chronic unpredictable mild stress: Role of the brain-gut axis
著者 (7件):
資料名:
巻: 254  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: T0042A  ISSN: 0378-8741  CODEN: JETHDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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中国の15世紀以来胃腸障害を治療するために使用されているZoujin pill(ZJP)は,様々なモデルにおいて抗抑制効果を発揮することが報告されている。慢性非予測性軽度ストレス(CUMS)下のラットにおける胃腸機能および抑うつ行動に及ぼすZJPの影響を評価し,脳-腸軸に関連する基礎となる機構を検討した。ラットは1日1回5週間ストレスを受けた。ZJP(0.6と1.2g/kg)とフルオキセチン(15mg/kg)を陽性対照として,1日1回胃挿管を通してラットに5週間連続して投与した。抗抑欝効果をショ糖嗜好試験とオープンフィールド試験を実施することによって比較した。消化管運動性は,消化管通過率を測定することによって調査された。胃腸ホルモン(GAS,MOT,VIP,SP),炎症性サイトカイン(IL-1β,IL-6;TNFα)およびグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の血清レベルを,酵素結合免疫吸着検定法によって測定した。モノアミン神経伝達物質(NE,5-HT,DA)について,高性能液体クロマトグラフィーと電気化学的検出により濃度を測定し,視床下部,海馬,線条体から採取した試料に適用した。CUMS下のラット間の抑制様症状はZJP投与(0.6および1.2g/kg)により有意に軽減された。消化管運動性は,胃電気リズムの回復と消化管推進の促進により改善された。0.6g/kg用量のZJPは海馬の5-HTとDAレベルを明らかにアップレギュレーションした。1.2g/kg用量のZJPは視床下部,線条体および海馬における5-HTおよびDAレベルを増加させることができたが,視床下部および海馬におけるNEレベルを下方制御した。ZJPは血清胃腸ホルモンの変化も逆転させた。さらに,ZJPによる治療は,CUMS群と比較してIL-1β,IL-6およびTNF-αのレベルを有意に低下させ,血清GLP-1を増加させた。フルオキセチンはまた,胃腸運動性および血清ホルモン,炎症性サイトカインおよびGLP-1のレベルに及ぼす影響がない場合に,同様の抗抑制効果を発揮した。ZJPはCUMS下のラットにおいて抗抑制剤と胃腸調節機能を課し,臨床応用の可能性を示唆した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器の疾患  ,  向精神薬の基礎研究 

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