文献

J-GLOBAL ID：202002275907587583   整理番号：20A0620269

陸生の毛状カタツムリの殻の摩擦と接着特性【JST・京大機械翻訳】

The frictional and adhesive properties of the shells of terrestrial hairy snails

著者 (4件)： Shvydka Z. (Department of Ecology and Zoology, Educational and Scientific Center ”Institute of Biology and Medicine”, Taras Shevchenko National University of Kyiv, Kyiv, Ukraine) ,  Shvydka Z. (Department of Functional Morphology and Biomechanics, Zoological Institute of the Kiel University, Kiel, Germany) ,  Kovalev A. (Department of Functional Morphology and Biomechanics, Zoological Institute of the Kiel University, Kiel, Germany) ,  Gorb S.N. (Department of Functional Morphology and Biomechanics, Zoological Institute of the Kiel University, Kiel, Germany)
資料名： Journal of Zoology  (Journal of Zoology)
巻： 310  号： 3  ページ： 180-190  発行年： 2020年 
JST資料番号： W2021A  ISSN： 0952-8369  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： いくつかの陸生巻貝における殻の毛様構造は,適応的な利点を表すことが示唆されている。最近提案された説明の1つは,湿度レベルが高い場合に,毛の所有が採餌中の植物の葉へのカタツムリの付着を促進するという仮説である。この接触力学仮説を試験するためのいくつかの信頼できるデータを得るために,本論文では,2種の陸生軟体動物,Trochulus hispidusおよびT.villillousの滑らかおよび毛状殻の摩擦および接着特性を取り扱った。さらに,巻貝の能動的に発生した牽引力を異なる基板上で測定した。実施した実験により,湿潤条件において,ヘアピンは摩擦を増加させ,水膜を通しての接着は,カタツムリの重量を保持するのに十分高いことを明らかにした。しかし,長い毛の保持は,短い毛を持つ動物と比較して,接着を減少させる。著者らのデータは,毛様構造が移動中により多くのエネルギー消費を必要とし,湿潤基板上でのより高い接着の利点を提供するだけであることを示唆する。得られた最大牽引力は,基板上に引かれたシェル表面の摩擦力より約30倍高かった。基板の濡れ条件も表面粗さも,巻貝の牽引力にかなりの影響を及ぼさなかった。したがって,毛様構造の機能は,カタツムリの移動と接着に関連していないようである。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 動物 ,  湿度 ,  湿潤 ,  軟体動物 ,  濡れ ,  エネルギー消費 ,  *接着 ,  摩擦力
準シソーラス用語： 牽引力 ,  マキガイ ,  接触力学 ,  採餌 ,  陸生巻貝 ,  *陸生 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： 軟体動物 ,  陸生巻貝 ,  毛髪様構造 ,  牽引 ,  接着 ,  移動 ,  Trochulus Hispidus ,  Trochulus Villosus

分類 (2件)： 個体群生態学  (EE03030S) ,  個生態学  (EE03020H)

タイトルに関連する用語 (4件)： 陸生 ,  毛 ,  殻 ,  摩擦