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J-GLOBAL ID:202002275952525653   整理番号:20A0062388

LSD1は褐色及び白色脂肪組織における微生物代謝産物酪酸誘導熱発生を仲介する【JST・京大機械翻訳】

LSD1 mediates microbial metabolite butyrate-induced thermogenesis in brown and white adipose tissue
著者 (10件):
資料名:
巻: 102  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: B0230B  ISSN: 0026-0495  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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腸内微生物相は,少なくとも部分的にその代謝産物ブチラートを介して代謝ホメオスタシスに有益な熱発生を調節し,この調節の根底にある機構は依然として不明である。本研究では,熱発生の腸内微生物代謝産物酪酸調節を仲介することにおいて,ヒストンデメチラーゼおよび熱発生の重要な調節因子であるリジン特異的デメチラーゼ(LSD1)の役割を調べることを目的とした。抗生物質カクテル(ABX)を腸内微生物相を枯渇させるために投与した。脂肪特異的LSD1ノックアウトマウス(LSD1 AKO)は,LSD1-loox/loxをアディポネクチン-creマウスに交差させることにより生成し,酪酸ナトリウムと食物繊維イヌリンを経口投与により投与した。原発性間質血管細胞を脂肪組織から分離し,脂肪細胞の熱発生に及ぼす酪酸の影響を研究するために脂肪細胞に分化させた。マウスにおける腸内微生物相の抗生物質カクテル(ABX)仲介枯渇は,非結合蛋白質1(UCP1)及び体温に加えて褐色脂肪組織(BAT)及び皮下白色脂肪組織(scWAT)の両方においてLSD1の発現をダウンレギュレートした。ABX処理マウスにおける微生物代謝産物ブチラートの胃管栄養は,発熱性機能障害とLSD1発現を逆転させた。マウスにおけるLSD1の脂肪特異的アブレーションは,熱発生とエネルギー消費の酪酸仲介誘導を減弱した。特に,著者らの結果は,酪酸塩がex vivoで培養した脂肪細胞において,酪酸輸送体モノカルボン酸輸送体1(MCT1)および異化酵素アシルCoA中鎖シンテターゼ3(ACSM3)と同様にLSD1およびUCP1の発現を直接増加させることを示した。MCT1の阻害は,脂肪細胞におけるブチラートの効果を遮断した。更に,増加した熱発生を介した食餌誘導肥満(DIO)の酪酸仲介予防は,LSD1 AKOマウスで低下した。さらに,食物繊維イヌリンを添加したHFD給餌マウスの後に,酪酸を急速に産生する微生物発酵の基質,BATとscWATの両方における熱発生は増加し,DIOは減少した;しかしながら,これらの有益な代謝効果はLSD1 AKOマウスで遮断された。まとめると,著者らの結果は,微生物代謝産物ブチラートが,LSD1の活性化を通してBATおよびscWATにおける熱発生を調節することを示す。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
代謝異常・栄養性疾患一般  ,  細胞生理一般 

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