抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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赤外発光銀河における「メガメーザ」として知られている水蒸気メーザ放射の小型単一皿望遠鏡調査プログラムの概要を紹介した。過去20年間で,22GHzの強い電波を放射する水メーザは,活動銀河核(AGN)の超巨大ブラックホールを取り巻く高密度分子ガスの運動学を研究するための強力なツールであることが実証されている。水メーザによって明らかにされた詳細な運動学は,AGNの中心分子ガスに関する新しい洞察を提供した。従って,銀河におけるより多くの水メーザを見出すための効率的な方法を探すことは重要であるが,その全検出数は今日まで約150銀河に留まっている。2001年から2004年にかけて,遠赤外(FIR)フラックス密度比(F
21cm/F
FIR)に対して大きな値の電波連続体放射を示す「放射過剰」赤外発光銀河における水メーザを探索するためのミニ調査プログラムを実施した。本論文では,調査結果をAGNにおける銀河系外の水メガメーザの研究のいくつかの将来展望とともに報告した。(翻訳著者抄録)