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J-GLOBAL ID:202002276826175644   整理番号:20A2070386

ガスクロマトグラフィー-電子イオン化-タンデム質量分析による衝突誘起解離における単純なクロロ炭化水素類のエネルギー依存正常及び異常に大きな逆塩素速度論的同位体効果【JST・京大機械翻訳】

Energy-dependent normal and unusually large inverse chlorine kinetic isotope effects of simple chlorohydrocarbons in collision-induced dissociation by gas chromatography-electron ionization-tandem mass spectrometry
著者 (7件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: e4521  発行年: 2020年 
JST資料番号: D0604A  ISSN: 1076-5174  CODEN: JMSPFJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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質量分析(MS)で生じる速度論的同位体効果(KIEs)は,MSにおける興味ある化合物のフラグメンテーション挙動への詳細な洞察を提供することができる。しかし,タンデム型質量分析(MS/MS)における衝突誘起解離(CID)におけるKIEsの基本は不明であり,MS中の有機塩素の塩素KIEs(Cl-KIEs)に関する情報は特に乏しい。本研究では,ガスクロマトグラフィー-電子イオン化トリプル四重極MS/MSを用いて,CID中のジクロロメタン,トリクロロエチレンおよびテトラクロロエチレンのCl-KIEsを調べた。Cl-KIEsをMS信号強度で評価した。すべての有機塩素は,大きな逆Cl-KIEs(<1,Cl-KIEsの1からの逸脱)を示し,ジクロロメタン,トリクロロエチレン,およびテトラクロロエチレンの最高衝突エネルギー(60eV)で,それぞれ0.797,0.910,および0.892の最大の大きさを示した。ジクロロメタンについて,イオン内およびイオン間Cl-KIEsを,それぞれ,0.820~1.020および0.797~1.016の範囲で研究し,衝突エネルギーに依存して,正常および逆Cl-KIEsの両方を示した。観測されたCl-KIEsは,衝突エネルギーが0から60eVまで増加すると,一般に大きな法線から極端に大きな逆値へと減少したが,MS信号強度には依存しないと推測した。Cl-KIEsは前駆体イオンの低い内部エネルギーで臨界エネルギーによって支配され,通常のCl-KIEsをもたらした。一方,高い内部エネルギーでは,Cl-KIEsは回転障壁(または遷移状態の緩い/気密性)によって制御され,それは脱塩素における同位体-競合反応とそれによって逆のCl-KIEsをもたらす。Cl-KIEsは,臨界エネルギー,結合強度,利用可能な内部エネルギー,および遷移状態緩み/気密性に依存すると結論した。本研究の知見は,CID中の有機塩素のCl-KIEsの基礎への新たな洞察をもたらし,実際の世界における衝突誘起および光誘起反応におけるKIEsの根底にある機構の解明に役立つ可能性がある。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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質量分析 
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