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J-GLOBAL ID:202002276948579460   整理番号:20A1435056

プロトンポンプ阻害剤はマウスのストレス条件下の腸内微生物叢の消化不良を介して腸透過性を増強する【JST・京大機械翻訳】

Proton pump inhibitors enhance intestinal permeability via dysbiosis of gut microbiota under stressed conditions in mice
著者 (18件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: e13841  発行年: 2020年 
JST資料番号: W2694A  ISSN: 1350-1925  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景:腸透過性と心理的ストレスは,機能的消化不良(FD)における鍵となる機構と考えられている。プロトンポンプ阻害剤(PPI)はFDの治療に一般的に使用されるが,腸透過性に対するPPIの影響は解明されていない。本研究では,ストレス条件下での腸透過性に対するPPIの影響を調べた。方法:C57BL/6Jマウスを水回避ストレス(WAS)に供し,ラベプラゾール(40mg/kg)または賦形剤処理(VT)を投与した。次に,血漿フルオレセインイソチオシアナート-デキストランを用いてin vivoおよびex vivoの両方で腸透過性を評価し,Ussingチャンバーにおける傍細胞透過性および経上皮電気抵抗(TEER)をそれぞれ評価した。さらに,in vivoでの腸透過性に対するPPI処理糞便微生物叢移植(FMT)の影響を評価した。ドナー糞便のMicrobiotaプロファイルを,MiSeqとQIIME2を用いた16S rRNA遺伝子分析により評価した。KEY結果:WAS処置において,PPIは,VTと比較してin vivoで腸透過性を有意に増強した。さらに,PPIは,ストレス条件下のVTと比較して,それぞれ十二指腸および空腸における傍細胞透過性を有意に増加させ,TEERを減少させた。更に,血管活性腸ペプチド(VIP)受容体アンタゴニストとケトチフェンの両方は,腸透過性に与えるPPIの影響を有意に反転した。さらに,PPI処理FMTはin vivoでの腸透過性を賦形剤処理FMTと比較して有意に増加した。プロトンポンプ阻害剤処理は,腸微生物叢組成を変化させ,PPIがジスボーシスを誘発することを示した。結論:ストレスを受けた条件下で,PPIは腸の微生物叢の障害を介して腸透過性を強化する。血管活性腸管ペプチドと肥満細胞も基礎となる機構に関与する。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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消化器の基礎医学  ,  微生物の生態 

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