抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】急性心筋梗塞(AMI)を伴う糖尿病の患者における環状RNA-CDR1as(circRNA-CDR1as)の発現を調査し,その早期診断価値,治療効果評価,および予後予測の価値を分析する。方法:2014年10月ー2018年10月錦州市センター病院に入院した175例のAMI患者を研究対象とし、経口耐糖能試験(OGTT)により糖尿病合併急性心筋梗塞(DM-AMI)群80例に分けた。耐糖能異常合併急性心筋梗塞(IGT-AMI)群55例と耐糖能正常合併急性心筋梗塞(NGT-AMI)群40例。健常な対照群として,50名の健常な健常人を登録した。4群の血清circRNA-CDR1asレベルを,リアルタイム蛍光定量的ポリメラーゼ連鎖反応(FQ-PCR)によって測定し,そして,臨床特性および実験室データに従って,患者のグローバル急性冠動脈イベント登録(GRACE)スコアを計算し,そして,入院中の患者の予後を記録した。血清circRNA-CDR1asによる糖尿病合併急性心筋梗塞の診断価値をROC曲線で分析した。DM-AMI群,IGT-AMI群,NGT-AMI群の血清circRNA-CDR1asレベルを比較した。生存と死亡患者の血清circRNA-CDR1asレベルとGRACEスコアの差異を比較した。Spearman法を用いてcircRNA-CDR1asとGRACEスコアとの相関性を分析した。【結果】DM-AMI群,IGT-AMI群,NGT-AMI群および健常対照群のcircRNA-CDR1asは,それぞれ4.98±1.56,4.57±1.28,2.81±0.69および1.02±0.25であった。4群間に有意差があり(P<0.05),高から低順にDM-AMI群,IGT-AMI群,NGT-AMI群と健康対照群であった。ROC曲線を描き,曲線下面積は0.819(95%CI0.6940.998,P<0.05),カットオフ値は3.28,感度と特異性はそれぞれ98.3%と60.0%であった。治療後DM-AMI群、IGT-AMI群とNGT-AMI群の血清circRNA-CDR1asはいずれも治療前より明らかに低下した(P<0.05)。3群の血清circRNA-CDR1as治療前後の差異は統計学的に有意であり(P<0.05)、大から小の順はDM-AMI群、IGT-AMI群とNGT-AMI群であった。入院期間中、175例のAMI患者のうち35例が死亡し、140例が生存し、生存患者に比べ、死亡患者の血清circRNA-CDR1asレベルは明らかに上昇し、しかもGRACE採点におけるハイリスクの比率は大きく、統計学的有意差があった(P<0.05)。Spearman分析では,血清circRNA-CDR1asレベルはGRACEスコアと正の相関を示した(r=0.729,P<0.05)。結論:AMI患者の血清circRNA-CDR1asレベルは明らかに上昇し、耐糖能は異なるが、その発現はそれぞれ異なり、糖尿病合併急性心筋梗塞患者の早期診断、治療効果評価及び入院中の死亡予測の有効指標となる可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】