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J-GLOBAL ID:202002277399760598   整理番号:20A0197711

アルツハイマー病に対するBushen Tianui処方の認知改善効果を明らかにするための統合ネットワーク薬理学分析と血清メタボロミクス【JST・京大機械翻訳】

Integrated network pharmacology analysis and serum metabolomics to reveal the cognitive improvement effect of Bushen Tiansui formula on Alzheimer’s disease
著者 (10件):
資料名:
巻: 249  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: T0042A  ISSN: 0378-8741  CODEN: JETHDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Bushen Tiansui Formula(BSTSF)は,長年にわたりアルツハイマー病(AD)を治療するために臨床的に使用されている漢方製剤である。以前に,ADに対するBSTSFの治療効果に関与する機構を部分的に解明した。しかしながら,基礎となる機構はほとんど不明である。本研究の目的は,ネットワーク薬理学と血清メタボロミクスの統合戦略を用いて,ADに対するBSTSFの治療効果をさらに検討することであった。ADのラットモデルをAβ1-42注射を用いて確立し,モリス水迷路試験を用いてADに対するBSTSFの有効性を評価した。次に,ネットワーク薬理学分析を適用して,活性化合物と標的遺伝子を同定し,BSTSFの効果の原因となる可能性がある。次に,BSTSFにより誘導される可能性のある有意な血清代謝産物と代謝経路を見出すためにメタボロミクス戦略を開発した。さらに,結果の2つの部分を統合して互いに確認した。ネットワーク薬理学分析の結果は,BSTSFによるADの治療に関連する37の化合物と64の潜在的標的遺伝子を示した。機能的濃縮分析は,潜在的機構が主に腫瘍壊死因子シグナル伝達経路とホスファチジルイノシトール3キナーゼ/蛋白質キナーゼBシグナル伝達経路に関連していることを示した。メタボロミクスに基づいて,78の異なる内因性代謝産物がAD処理のためのBSTSFに関連する潜在的バイオマーカーとして同定された。これらの代謝産物は主にリノール酸代謝,α-リノレン酸代謝,グリセロリン脂質代謝,トリプトファン代謝,アルギニンおよびプロリン代謝の関連経路に関与していた。これらの知見は,ネットワーク薬理学分析の知見と部分的に一致した。結論として,著者らの結果は,ADに対するBSTSFの治療効果の現在の理解を確実に支持し,強化した。一方,著者らの研究は,提案したネットワーク薬理学的統合メタボロミクス戦略が,伝統的漢方薬の薬理効果に寄与する活性成分と機構を同定するための強力な手段であることを明らかにした。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生薬の薬理の基礎研究 

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