抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高負荷駆動用のボールねじは,ねじ軸および/またはナット軌道上の転動疲れ破損により,耐用年数に達する。良好に潤滑され,適切に設置されたボールねじに対して,この破損は通常,ボールねじの構造(例えば,螺旋状軌道およびボール再循環システム)のために,ボール-軌道接触における滑り摩擦から導かれる軌道上の損傷として始まり,最終的には,軌道表面上の「剥離」または「フレーキング」を形成する。従来のボールねじの寿命試験データにおける破損を調べた。結果として,ボールねじの破損形式を考慮した耐久性向上の指針を示した。ボールねじの寿命を延長するためには,材料の残留オーステナイト量γ
Rを増加させることが効果的である。ボールねじの各部に対するγ
Rの増加量は,ボール荷重分布と応力サイクル数を考慮して推定できる。これに基づき,新しいボールねじを製作し,高荷重条件下で耐久性試験を行った。高γ
R材料を用いたボールねじの破損確率10%を有する定格寿命L
10は,従来製品の3倍以上であった。(翻訳著者抄録)