文献
J-GLOBAL ID:202002278022655921   整理番号:20A0538553

高濃度のエダラボンは老齢マウスにおける全身麻酔下の腹部手術により誘導される認知機能障害を軽減する【JST・京大機械翻訳】

Edaravone at high concentrations attenuates cognitive dysfunctions induced by abdominal surgery under general anesthesia in aged mice
著者 (13件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 373-383  発行年: 2020年 
JST資料番号: W4728A  ISSN: 0885-7490  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
術後認知機能障害(POCD)は,手術後の高齢患者に影響を及ぼす一般的神経疾患である。残念ながら,この疾患に対する効果的な治療は発見されていない。成体げっ歯類における手術とリポ多糖類の併用により誘導される神経炎症を予防するために,3mg/kgでの臨床的に使用されていないフリーラジカルスカベンジャー,エダラボンが報告されている。しかし,そのような低濃度のエダラボンは,老齢マウスにおいてPOCDを阻害できないことを見出した。代わりに,33.2mg/kgのエダラボンは,イソフルランによる全身麻酔下での腹部手術後の14か月齢のマウスにおいて,認識および空間認知機能障害を有意に予防した。さらに,エダラボンは,老齢マウスにおける腹部手術によって誘発された腫瘍壊死因子α(TNF-α),インターロイキン-1β(IL-1β)およびインターロイキン-6(IL-6)の増加を有意に防止した。エダラボンは,手術マウスの海馬領域におけるグリア線維酸性蛋白質(GFAP)およびイオン化カルシウム結合アダプター分子1(Iba-1)陽性領域も減少させることができ,エダラボンがミクログリアおよび星状細胞の手術誘発過剰活性化を阻害する可能性が示唆された。さらに,エダラボンは,ウェスタンブロット法により示されたように,PSD-95およびpSer9-グリコーゲンシンターゼキナーゼ-3β(pSer9-GSK3β)の発現を実質的に増加させた。さらに,アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の活性はエダラボン群のマウスで減少した。これら全ての結果は,高濃度のエダラボンが老齢動物において,おそらく神経炎症の減衰,シナプス蛋白質の増加およびコリン作動性伝達の上昇を介して,POCDの治療として開発される可能性のあるさらなる支持を提供することを示唆した。Copyright Springer Science+Business Media, LLC, part of Springer Nature 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経の基礎医学  ,  遺伝的変異  ,  神経系の疾患  ,  先天性疾患・奇形一般 

前のページに戻る