抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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ABSTRACT tRNA m2G_10/m22G_10メチルトランスフェラーゼ(古細菌Trm11)はtRNAの10位のグアノシンの2-アミノ基をメチル化し,N2-メチルグアノシン(m2G_10)を介してN~2,N~2-ジメチルグアノシン(m2_2G_10)を形成する。好熱性古細菌であるThermococcus kodakarensis由来の古細菌Trm11の基質tRNAの1つであるtRNATrpの完全な配列を決定した。tRNATrpの酵素的消化後の液体クロマトグラフィー/質量分析は,21位置で15種類の修飾ヌクレオシドを同定した。いくつかの修飾はtRNAの新規な位置にあり,位置6の2′-O-メチルシチジン,位置17の2-チオシチジン,位置32の20, 5,2′-O-ジメチルシチジン位の2′-O-メチルウリジン,および位置42の2′-O-メチルグアノシンを含んでいた。さらに,1-メチルグアノシンは,他の古細菌由来のtRNATrpのこの位置で一般的に見出されるが,メチルウィイシンはこのtRNATrpにおいて37位で見出された。trm11(Δtrm11)およびいくつかの遺伝子破壊株を構築し,それらのtRNATrpを野生型株と比較し,それぞれm22G10および他の対応する修飾の欠如を確認した。trm11 trm14二重破壊株における67位の2-メチルグアノシン(m2G)の欠如は,このメチル化が以前にm2G6メチルトランスフェラーゼとして同定されたTrm14により仲介されることを示唆した。Δtrm11株は95°Cで不十分に成長し,古細菌Trm11が高温におけるT.kodakarensis生存に必要であることを示した。m22G10修飾は,tRNAの安定化および/または高温でのtRNAの正しい折畳みに影響する可能性がある。まとめると,これらの結果は,古細菌tRNAにおける修飾酵素の修飾および基質特異性の機能への新しい手がかりを提供し,高温でのこの古細菌のtRNA安定化のための戦略を提案することを可能にした。IMPORTANC Thermococcus kodakarensisは60から100°Cで増殖できる超好熱性古細菌である。この古細菌由来のtRNATrpの配列を液体クロマトグラフィー/質量分析により測定した。15種類の修飾ヌクレオシドを,新規位置で5つの修飾を含む21の位置で観察した;さらに,37位のメチルウィイシンが古細菌tRNATrpで新たに観察された。trm11(Δtrm11)と他の遺伝子破壊株の構築は,このtRNAの修飾に関与する酵素を確認した。trm11trm14二重破壊株における67位の2-メチルグアノシン(m2G)の欠如は,この位置がTrm14によりメチル化され,以前にm2G6メチルトランスフェラーゼとして同定されたことを示唆した。Δtrm11株は95°Cで不十分に成長し,古細菌Trm11が高温におけるT.kodakarensis生存に必要であることを示した。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
