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J-GLOBAL ID：202002278492255911   整理番号：20A1118499

夜間走行時におけるドライバーの外発性注意の特性分析

An Analysis of Driver’s Exogenous Attention During Driving at Night by a Pre-cueing Task

著者 (4件)： 白柳洋俊 (愛媛大学大学院理工学研究科) ,  吉井稔雄 (愛媛大学大学院理工学研究科) ,  倉内慎也 (愛媛大学大学院理工学研究科) ,  坪田隆宏 (愛媛大学大学院理工学研究科)
資料名： 交通工学論文集(Web)  (JSTE Journal of Traffic Engineering (Web))
巻： 6  号： 2  ページ： A_175-A_182(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0617A  ISSN： 2187-2929  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,夜間走行時において外発性注意の慣性転換が状況認知の遅れを軽減するとの仮説を措定し,同仮説を室内実験により検証する。夜間における運転は,沿道の高輝度の店舗に外発性注意が定位されることで,すでに定位した位置への再定位が抑制される復帰抑制が発現し,状況認知に遅れを生じさせている可能性がある。復帰抑制を軽減するためには,外発性注意の慣性転換により復帰抑制が生じる位置へ外発性注意を順に誘導することが有効である。そこで本研究では慣性転換が夜間走行中の状況認知に与える影響について,ガボールパッチ検出課題に基づき検証した。その結果,ドライバーに復帰抑制が生じること,慣性転換を誘発することにより状況認知の遅れが軽減する可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *夜間運転 ,  *運転者 ,  屋内試験 ,  再配向 ,  交通事故 ,  交通安全 ,  *明度 ,  *尾灯 ,  回帰モデル
準シソーラス用語： 沿道 ,  *空間的注意 ,  高輝度 ,  再定位 ,  説明変数 ,  *特性解析 ,  歩行者事故 ,  *歩行者認識

著者キーワード (8件)： 交通安全 ,  外発性注意 ,  復帰抑制 ,  慣性転換 ,  Traffic Safety ,  Exogenous Attention ,  Inhibition of Return ,  Attentional Momentum Effect

分類 (1件)： 運転者  (TB01040V)

引用文献 (15件)：

• 1) 警視庁:交通死亡事故の特徴等について,https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/jiko/H30kamihanki_3set.pdf,2018,(2019/12/06 現在).
• 2) 谷繁龍之介,道満恵介,出口大輔,目加田慶人,井手 一郎,村瀬洋:運転時の人間の視野特性を考慮した歩行者の見落としやすさ推定に関する検討,信学技法, pp.223-228,2015.
• 3) T. Miura: “Coping with situational demands”: A study of eye movements and peripheral vision, IN A. G. Gale, et al. (Eds.), Vision in Vehicles, Elsevier Science Publishers, pp.205-216, 1986.
• 4) T. Miura: Visual search in intersection: An underlying mechanism, Journal of International Association of Traffic and Safety Science, Vol.16, pp.42-49, 1992.
• 5) 三浦利章:行動と視覚的注意,風間書房,1996.

タイトルに関連する用語 (4件)： 夜間 ,  ドライバー ,  注意 ,  分析