抄録/ポイント：
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ペプチドグリカン集合のABSTRACT制御は細菌細胞サイズと形態を維持するために重要である。ペニシリン結合蛋白質(PBPs)はグリカン鎖の重合および/またはペプチド分枝を介した架橋のための重要な酵素である。過去数年間,PBP活性と局在性は特異的同族調節因子により調節できることが明らかになった。グラム陽性細菌におけるPBP活性の最初の調節因子をヒト病原体Streptococcus pneumoniaeにおいて発見した。CozEと命名したこの調節因子は,細胞伸長を促進し,適切な細胞形態を達成するために,二機能性PBP1aの活性を制御する。本研究では,CozEbと名付けた肺炎球菌における以前に記載されていないCozE相同体を研究した。この蛋白質はCozEと同じ膜組織化を示すが,Streptococcaceaeゲノム間でははるかに広く保存されている。興味深いことに,cozEb欠失は,cozE欠失の逆効果である野生型対応物より小さい細胞をもたらす。さらに,cozEとcozEbの二重欠失は生存率の低下と細胞形状欠損の悪化をもたらした。CozEbはCozEとPBP1aと同じ複合体の一部であることを共免疫沈降はさらに示した。しかし,CozEはPBP1aの中隔局在化に必要であることを確認したが,CozEbの不在はPBP1a局在化に影響しなかった。それにもかかわらず,CozEbの過剰発現は,全てのアッセイにおいてCozEの欠如を補償できることを見出した。これらの結果から,PBP1aと細胞サイズ調節因子CozEとCozEbの間の相互作用が肺炎球菌細胞サイズと形状の維持に必要であることを示した。ペプチドグリカン集合の最終段階を触媒する蛋白質,IMPORTANCEペニシリン結合蛋白質(PBPs)は,細胞サイズ,形状および完全性を維持するための細菌に重要である。PBPsは抗生物質の魅力的な標的である。Streptococcus pneumoniae(肺炎球菌)における抗生物質に対する耐性は,しばしばPBPsの突然変異と関連する。本研究では,肺炎球菌の細胞サイズを制御する新しい蛋白質CozEbについて述べた。CozEbは,PBPsおよびペプチドグリカン合成を調節するため,他の蛋白質と共に作用する高度に保存された内在性膜蛋白質である。肺炎球菌がペプチドグリカン集合を制御する複雑な機構の解明は,例えばPBP標的化抗生物質に対する耐性株を再感作することにより,革新的抗感染戦略の設計を可能にする。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
