抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,SNS利用ソーシャルリスニング分析を用いて公園評価を定量化及び可視化し,新しい公園評価法としての有効性と利用可能性を明らかにすることを目とした。最初に,分析中の4つの国営公園のSNSポスティングデータに関するデータを得ることを試みた。次に,分析方法は,投稿の肯定的評価である形容詞に着目した。さらに,肯定的形容詞と共存する名詞を分析した。データ解析ツールとしてエクセルを使用し,既存の分析ソフトを検証した。抽出されたデータのパレート解析を行い,投稿者の関心度,意見,評価を分析した。その結果,昭和記念公園とひたち海浜公園のSNSソーシャルリスニングによるアンケート調査の結果とは異なる視点から,投稿者満足度評価を得ることができた。過去のデータを抽出したアンケート調査法とは異なる結果であり,分析が可能であり,公園機能の否定的な情報を得ることはできなかった。この分析を通して,一般的なイベントやアンケート評価では得ることができない,改善対象イベントと販売促進に関する情報を得ることができた。また,各公園の特性の違いを見出した。SNS分析の今後の課題は,データ抽出の際の公園名の一般化である。抽出された単語を分類するため,基準を作成することも必要である。(翻訳著者抄録)