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J-GLOBAL ID：202002278760128194   整理番号：20A1182975

星間氷類似物からの化学脱着の赤外測定【JST・京大機械翻訳】

An infrared measurement of chemical desorption from interstellar ice analogues

著者 (5件)： Oba Y. (Institute of Low Temperature Science, Hokkaido University, Sapporo, Hokkaido, Japan) ,  Tomaru T. (Institute of Low Temperature Science, Hokkaido University, Sapporo, Hokkaido, Japan) ,  Lamberts T. (Institute for Theoretical Chemistry, University of Stuttgart, Stuttgart, Germany) ,  Kouchi A. (Institute of Low Temperature Science, Hokkaido University, Sapporo, Hokkaido, Japan) ,  Watanabe N. (Institute of Low Temperature Science, Hokkaido University, Sapporo, Hokkaido, Japan)
資料名： Nature Astronomy  (Nature Astronomy)
巻： 2  号： 3  ページ： 228-232  発行年： 2018年 
JST資料番号： W4771A  ISSN： 2397-3366  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 10Kと低い温度での分子雲において,水素とヘリウムを除く全ての化学種はダスト粒子表面上の不均一氷中にロックされるべきである。それにもかかわらず,天文学的観測はこれらの雲の気相において150の異なる種を検出した。気相で検出可能な熱脱着温度以下のダスト表面から分子が放出される機構は,このような低温雲における化学的進化を理解するために重要である。発熱反応の過剰エネルギーによって引き起こされる化学的脱着は,最初に約50年前~1年前に重要な分子放出機構として提案された。化学的脱着は,原理的には,熱脱着温度以下でも,任意の温度で起こる。したがって,天体化学ネットワークモデルは,このプロセス~2,3を一般的に含んでいる。いくつかの以前の実験的努力は4~6であるが,表面の赤外測定(化学的脱着を定量化するのに強い利点を持つ)は行われていない。ここでは,反応H+H_2S→HS+H_2(反応1)とHS+H→H_2S(反応2)の間の化学脱着の最初の赤外in situ測定を報告する。それは星間硫黄化学~2,3に重要である。本研究は,化学的脱着が以前信じられていたよりも気相へのH_2S放出のためのより効率的なプロセスであることを明確に示した。化学的脱着に対する得られた有効断面積は,化学的脱着速度が典型的な星間環境における光脱着速度を超えていることを示している。氷粒表面類似体上のH_2S,HSおよびH間の反応によって引き起こされる化学脱着の効率を,表面のその場赤外測定によって定量化し,非熱脱着過程を理解するための価値ある情報を提供した。Copyright The Author(s) 2018 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *赤外線 ,  *脱着 ,  低温 ,  水素 ,  ヘリウム ,  塵埃 ,  化学進化 ,  気相 ,  発熱反応 ,  類似物質 ,  分子雲 ,  化学種 ,  脱着速度
準シソーラス用語： 過剰エネルギー ,  ネットワークモデル , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P) ,  星雲  (DB06000W)

タイトルに関連する用語 (5件)： 星間氷 ,  類似物 ,  化学 ,  脱着 ,  赤外