文献

J-GLOBAL ID：202002279300452550   整理番号：20A1522687

蒸発流下液膜の線形安定性解析【JST・京大機械翻訳】

Linear stability analysis of evaporating falling liquid films

著者 (2件)： Mohamed Hammam (Department of Mechanical Engineering, Bilkent University, Bilkent, 06800, Ankara,Turkey) ,  Biancofiore Luca (Department of Mechanical Engineering, Bilkent University, Bilkent, 06800, Ankara,Turkey)
資料名： International Journal of Multiphase Flow  (International Journal of Multiphase Flow)
巻： 130  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： H0378B  ISSN： 0301-9322  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 傾斜板を落下する蒸発薄膜の線形安定性を考察した。1つの側面モデルは,最初に”Burelbach,J.P.,Bankoff,S.G.,Davis,S.H.,1988],蒸発/凝縮液体膜の非線形安定性,流体力学195,463-494”を,蒸発が熱平衡アプローチに基づいてモデル化される界面における蒸気の力学を切り離すために実行した。著者らは,”Joo,S.,Davis,S.H.,Bankoff,S.,1991],加熱落下膜の長波不安定性,均一層の2次元理論,流体力学230,117-146の2次元理論によって導出された基底状態解を考察し,それは遅い蒸発仮定に基づいている。以前の研究では,低次元モデル,すなわち長波理論を蒸発液膜に対して解析した。逆に,本論文では,蒸発効果,すなわち蒸気反跳と質量損失を含むために,加熱壁を落下する膜のOrr-Sommerfeld固有値問題を拡張した。予想通り,慣性が強いか波数kが大きい場合,長波理論は正しい挙動の予測に失敗することを観測した。蒸気反跳(Eモード)により誘起された不安定性は熱毛管効果(Sモード)による不安定性と同様な様式で挙動することを確認した。SモードとEモードの両方が,特に低Reynolds数Reで互いに強化できる。さらに,摂動エネルギー収支を調べ,不安定性機構に洞察した。蒸発の存在は,界面での蒸気反跳(VRE)によって行われた研究に対応する新しい項を追加することを示した。また,不安定なEモードにおける摂動運動エネルギーに対する主な寄与は,Re<<1ではVREは無視できるが,せん断応力によって行われた仕事であることも見出した。不安定性閾値近くのエネルギー収支項の簡単な解析式を,長波近似を用いて求めた。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *液膜 ,  エネルギー収支 ,  界面 ,  凝縮 ,  *蒸発 ,  薄膜 ,  流体力学 ,  近似法 ,  運動エネルギー ,  二次元 ,  熱平衡 ,  剪断応力 ,  摂動 ,  波数
準シソーラス用語： *流下液膜 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 落下液膜 ,  流体力学的安定性 ,  相変化 ,  熱毛管現象 ,  熱不安定性

分類 (1件)： 不均質流  (BC02060J)

タイトルに関連する用語 (3件)： 蒸発 ,  流下液膜 ,  線形安定性解析