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J-GLOBAL ID：202002279422667222   整理番号：20A2498483

大分県内の火山岩類の化学組成・Sr-Nd同位体比(5)九重山その2

著者 (5件)： 藤原涼太郎 (広島大) ,  芳川雅子 (広島大) ,  柴田知之 (広島大) ,  柴田智郎 (京大 理学研究科 地球熱学研究施設) ,  竹村惠二 (京大)
資料名： 大分県温泉調査研究会報告
号： 71  ページ： 47-51  発行年： 2020年09月 
JST資料番号： F0944B  ISSN： 0289-2413  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・大分県活火山のひとつ九重山の火山岩2種類についてSr同位体比(=⁸⁷Sr/⁸⁶Sr)を報告。
・九重火山岩は,第1期~第4期の4ステージに区分され,測定試料として,第2期の高Sr/Y比を示す軽石試料と第4期の溶岩試料を選択。
・その結果,Nb/Y-⁸⁷Sr/⁸⁶Sr比図から,九重山火山岩はつのグループに分別されることが判明。
・低Sr同位体比グループは比較的Sr/Y比を示しスラブ溶融メルト成分を含有。
・高Sr同位体比グループは,SiO₂含有量によらず同位体比はほぼ一定で,同一起源マグマの結晶分化作用で生じた可能性。

シソーラス用語： 火山 ,  大分県 ,  化学組成 ,  *同位体存在比 ,  *ストロンチウム同位体 ,  ネオジム同位体 ,  *火山岩 ,  溶岩 ,  軽石 ,  ネオジム ,  イットリウム ,  二酸化ケイ素 ,  結晶分化作用 ,  メルト ,  マグマ
準シソーラス用語： 九重山

分類 (1件)： 火山岩  (DE07040E)

引用文献 (11件)：

• 藤原涼太郎(2018)九州の九重火山群第四紀火成岩類の知友化学的および岩石学的特徴,広島大学卒業論文.
• 川辺禎久・星住英夫・伊藤順一・山﨑誠子(2015)九重火山地質図.火山地質図,19,産総研地質調査総合センター
• Kita, I., Yamamoto, M., Asakawa, Y., Nakagawa, M., Taguchi, S., Hasegawa, H. (2001) Contemporaneous ascent of within-plate type and island-arc type magmas in the Beppu-Shimabara graben system, Kyushu island, Japan. J. Volcano. Geotherm. Res., 111, 99-109.
• Kita I, Asakawa Y, Yuri, T., Yasui, M., Shimoike, Y. , Yamamoto M, Hasegawa, Taguchi, S., Sumino, H. (2012) Rifting of Kyushu, Japan, based on the fault-controlled concurrent eruption of oceanic island basalt-type and island arc-type lavas, Bull Volcanol., 74, 1121-1139.
• 太田岳洋・青木謙一郎(1991)由布・鶴見火山群における安山岩マグマの成因-二端成分マグマ混合モデル-,岩鉱,86,1-15.

タイトルに関連する用語 (6件)： 大分 ,  火山岩類 ,  化学組成 ,  Sr ,  Nd同位体 ,  九重山