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J-GLOBAL ID：202002279463362804   整理番号：20A0987395

モンテカルロシミュレーションを用いたパーティクルボードのMORを測定するための標本の大きさの設計方法

Method for Determining Sample Size to Measure MOR of Particleboard Using Monte Carlo Simulation

著者 (2件)： 高麗秀昭 (国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所) ,  渡辺憲 (国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所)
資料名： 木材学会誌  (Journal of the Japan Wood Research Society)
巻： 66  号： 1  ページ： 1-7(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： F0852A  ISSN： 0021-4795  CODEN： MKZGA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： パーティクルボードの曲げ強さ(Modulus of rupture (MOR))を測定するための標本の大きさの設計方法を開発した。はじめに多数の標本からMORを測定した。測定したMORからモンテカルロシミュレーションで10000組の標本平均を求め,標本の大きさと標本平均の関係を解析した。標本の大きさが15個で9605組の標本平均が95%信頼区間に存在したので,適切な標本の大きさは15個とした。これが起こる確率は96.05%と高かった。次にこの9605組の標本平均の5,10,20,30%点を求めたところ,標本の大きさはそれぞれ10,8,4,2個で95%信頼区間に達した。例えば,67.55%の比較的高い確率で標本の大きさが2個となった。一般的な方法では標本の大きさは28個であったので,本方法により標本の大きさを大きく減らすことができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *パーティクルボード ,  *曲げ強さ ,  *曲げ試験 ,  シミュレーション ,  *サンプルの大きさ ,  木材性質
準シソーラス用語： モンテカルロシミュレーション

著者キーワード (5件)： particleboard ,  modulus of rupture ,  sample size ,  Monte Carlo simulation ,  95% confidence interval

分類 (2件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z) ,  改良木材  (FF05033J)

引用文献 (12件)：

• 1) 林 知行, 宮武 敦, 川井秀一:配向性ストランドボード (OSB) およびパーティクルボードの強度分布に及ぼす屋外暴露の影響. 材料 49(4) , 384-389 (2000).
• 2) 中村 昇:木質構造・木質材料の信頼性に関する研究の現状と展望. 木材学会誌 51(1) , 16-18 (2005).
• 3) JIS A 5908:パーティクルボード. 日本規格協会 (2015) .
• 4) 蓑谷千凰彦:統計学のはなし. 東京図書, 東京, 1997, pp.237-240.
• 5) 村井潤一郎, 橋本貴充:心理学のためのサンプルサイズの設計入門. 講談社, 東京, 2018, pp.5-6.

タイトルに関連する用語 (3件)： モンテカルロシミュレーション ,  パーティクルボード ,  設計方法