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J-GLOBAL ID:202002279630427169   整理番号:20A0519092

Fe-Ni-Mo-B-C焼結合金の機械的性質に対するホウ素添加の影響

Effect of boron addition on mechanical properties of Fe-Ni-Mo-B-C sintered alloys
著者 (4件):
資料名:
巻:号:ページ: 19-00297(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0484A  ISSN: 2187-9745  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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焼結材料はプロセスが簡単なため生産性に優れているが,機械的性質は低い。焼結材料の機械的性質を改善するために,液相焼結に焦点を当てた。本研究では,焼結助剤としてホウ素を選択し,液相焼結および熱処理材料の機械的性質に及ぼすホウ素添加量(0~0.6質量%)の影響を評価した。この研究の試験範囲では,0.1質量%のホウ素を添加した材料の引張強さが最も高い値1386MPaを示し,ホウ素を添加しない材料の引張強さと比較して約35%高かった。一方,ホウ素の添加量が0.2質量%以上の材料は,ホウ素の添加量が0.1質量%の材料よりも高密度を示したが,伸びと引張強さはともに著しく低下した。析出物は,ホウ素添加量0.1質量%と0.2質量%の境界の間で変化した。ホウ素添加量が0.1質量%以下の材料ではFe23B6のみが生成し,ホウ素添加量が0.2質量%以上の材料ではFe23B6とFe2Bが生成した。引張試験後の試験片の断面観察により,ホウ素添加量が0.2質量%以上の材料でFe23B6/Fe2B界面に亀裂が発生,進展し,最終的に破壊をもたらすことが確認された。しかし,ホウ素添加量が0.1質量%の材料では,このような破壊は確認されなかった。この現象は,ホウ素の添加量が0.1質量%と0.2質量%の間で機械的性質が急激に変化したことで説明できる。Fe23B6/Fe2B界面の存在は,液相焼結材料の強度に大きく影響する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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機械的性質 
引用文献 (12件):

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