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J-GLOBAL ID:202002280161471925   整理番号:20A0837624

一重項酸素発生による腫瘍とミトコンドリアを標的とする多機能ナノプローブと,レシオメトリック蛍光イメージングによる癌細胞におけるミトコンドリアpH変化のモニタリング【JST・京大機械翻訳】

A multifunctional nanoprobe for targeting tumors and mitochondria with singlet oxygen generation and monitoring mitochondrion pH changes in cancer cells by ratiometric fluorescence imaging
著者 (7件):
資料名:
巻: 11  号: 14  ページ: 3636-3643  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7042A  ISSN: 2041-6539  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ミトコンドリアは細胞代謝の主要部位である。わずかなpH変化でもミトコンドリア機能不全を誘導し,細胞アポトーシスを促進する可能性がある。ミトコンドリア標的光増感剤はミトコンドリアに一重項酸素を産生する。腫瘍光線力学療法(PDT)において,腫瘍細胞は光増感剤による一重項酸素発生を通して殺され,最適に細胞アポトーシスの過程はミトコンドリアpH値の変化をモニターすることによってリアルタイムにモニターできる。この目的のために,ミトコンドリアで一重項酸素を生産できるだけでなく,ミトコンドリアpH値の変化を検出することができる多機能ナノプローブを本研究で開発した。プローブは,修飾剤として葉酸(FA)とポリオキシエチレンジアミンを用いて,Osmanthus葉から調製した単一励起二重発光バイオマス量子ドット(BQD-FA)である。BQD-FAsは腫瘍細胞とミトコンドリアを標的とし,近赤外レーザ照射(λ_em=660nm)下でミトコンドリアに一重項酸素を産生することができる。一方,pH範囲3~8では,波長490nmと650nmでのBQD-FAsの蛍光強度比は,ミトコンドリアのpH値と良好な直線関係を示した。調製したBQD-FAsを用いたミトコンドリアのレシオメトリック蛍光イメージングは,細胞がクロルフェニゾンで化学的に刺激されたとき,ミトコンドリアpHが15分以内に7.9から7.2に低下したことを示した。これらの特性に基づいて,調製された多機能ナノプローブは,腫瘍のミトコンドリアとPDTの生物医学研究において,高い意義を持つと考えられる。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  ,  生体の顕微鏡観察法  ,  細胞生理一般 

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