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J-GLOBAL ID：202002280227934470   整理番号：20A2607909

金属内管ホースを用いたShip-to-Ship方式によるLNGバンカリングの安全性評価

Safety Evaluation of LNG Bunkering in Ship-to-Ship Configuration Using a Flexible Metal Hose

著者 (4件)： 湯川和浩 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所) ,  齊藤昌勝 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所) ,  眞鍋博紀 (古河電気工業株式会社) ,  岩倉大輔 (古河電気工業株式会社)
資料名： 日本船舶海洋工学会論文集  (Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers)
巻： 31  ページ： 107-122(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： G0242B  ISSN： 1880-3717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,国際海事機関(IMO)による環境規制の強化の下で,SOXに加えてCO₂放出を低減することができるLNG燃料およびLNG焚き船舶の優位性に関心の焦点が集められてきた。全世界で129以上のLNG焚き船舶が既に運用されており,日本ではLNG焚き船舶を導入するための動きが徐々に増大している。著者らの一人はこれまでに,LNG輸送ホースを用いる船-船形態でのLNG補給についての安全性評価の方法を示し,提案した方法に基づいてLNG輸送操作における環境条件の限界を調べた。極低温複合ホースの使用は,LNG焚き船舶についての船-船補給におけるLNG燃料を輸送する上で典型である。しかしながら,極度に低い温度でのLNG輸送による複合ホース周囲の氷結の問題がある。もう一つの問題は,補給操作の際のホースと船殻あるいはホースと海面の間の接触が生じることである。本研究においては,船-船補給の際のこれらの問題を排除するために断熱層と外部鞘で提供される柔軟性金属ホースの使用を調べた。計算の結果と新しく製造した1/3スケールLNG輸送ホースを用いた実試験の結果とを比較し,ホースの終端負荷および最小曲げ曲率に関する計算の精度を検証した。その上,検証したシミュレーションモデルを用いて船-船形態でのLNG補給の安全性を評価した。船-船補給へ柔軟性金属ホースを適用する必要要求も本論文において調べた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： ホース ,  金属 ,  柔軟性 ,  *給油 ,  *船舶 ,  *液化天然ガス ,  安全性 ,  極低温 ,  断熱
準シソーラス用語： *燃料補給

分類 (2件)： 船舶・造船業一般  (QJ01000Y) ,  石油・天然ガスの運搬一般  (UA11010R)

引用文献 (35件)：

• 1) Eastern Branch of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers: Possibility of Alternative Fuels for Next-Generation Ships, Workshop Proceedings of the Eastern Branch of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers, 2018 (in Japanese).
• 公益社団法人 日本船舶海洋工学会 東部支部:次世代船舶における代替燃料の可能性,日本船舶海洋工学会東部支部ワークショップ,2018.
• 2) Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism: Guideline for LNG Transfer Operation by Ship to Ship Configuration, 2013 (in Japanese).
• 国土交通省:Ship to Ship 方式LNG移送のオペレーションガイドライン,2013.
• 3) Japan Transport and Tourism Research Institute:Research Report on the Possibility of LNG as Alternative Fuels for Ships, 2019 (in Japanese).

タイトルに関連する用語 (4件)： ホース ,  LNG ,  バンカ ,  安全性評価