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J-GLOBAL ID:202002280264137084   整理番号:20A1373239

脳腫瘍侵襲性に関連するケモカイン-4受容体のイメージングのための99mTc-CXCR4-L:ヒトにおける生物動力学,放射線線量測定および概念の証明【JST・京大機械翻訳】

99mTc-CXCR4-L for Imaging of the Chemokine-4 Receptor Associated with Brain Tumor Invasiveness: Biokinetics, Radiation Dosimetry, and Proof of Concept in Humans
著者 (12件):
資料名:
巻: 2020  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: W2544A  ISSN: 1555-4309  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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脳腫瘍におけるケモカイン-4受容体(CXCR4)の過剰発現は,高い癌細胞侵襲性と関連する。最近,CXCR4蛋白質を特異的に検出できるSPECT放射性リガンドとしての99mTc-CXCR4-L(シクロ-D-Tyr-D-[NMe]Orn[EDDA-~99Mtc-6-ヒドラジニルニコチニル]-Arg-NaI-Gly)の前臨床評価を報告した。本研究は,健常被験者における99mTc-CXCR4-Lの生体動態挙動および放射線線量測定を推定し,また,免疫組織化学により評価した分化およびCXCR4発現の組織学的悪性度を有する患者における脳腫瘍による放射性トレーサ取込を相関させることを目的とした。99mTc-CXCR4-Lを,GMP条件下で調製した凍結乾燥キット(ラジオケミカル純度>97%)から得た。6人の健康なボランティアからの全身スキャンを,99mTc-CXCR4-L投与(0.37GBq)の0.3,1,2,4,6および24時間後に得た。異なるソース器官の時間-活性曲線を,生体動態モデルを調整するための画像シーケンスから得た。OLINDA/EXMコードを用いて等価および有効放射線量を計算した。MRIで測定した脳腫瘍損傷(6プライマーおよび3再発)の証拠を有する9人の患者は,99mTc-CXCR4-L(0.74GBq)投与の3時間後に脳SPECTを受けた。データはT/B(腫瘍取り込み/バックグラウンド)比として表した。生検検査は組織学的悪性度と抗CXCR4免疫組織化学を含んだ。結果は,腎臓および肝胆道除去を伴う迅速な血液活性クリアランス(T_1/2α=0.81分およびT_1/2β=12.19分)を示した。平均等価線量は,腸,肝臓および腎臓に対して,それぞれ,6.10E-04,1.41E-04および3.13E-05mSv/MBqであった。有効線量は3.92E-03mSv/MBqであった。SPECTは,グレードIIの乏突起膠腫(2人の患者),グレードIV膠芽腫(2人の患者),グレードIV膠肉腫(患者1人),転移およびびまん性星状細胞腫と診断された7/9人の患者で陽性であり,T/B比がそれぞれ1.3,2.3,13,7,19,5.5および3.9であった。分化のグレードとCXCR4の発現の間の直接的関係を見つけた。2つの陰性SPECT研究は,反応性グリオーシスの診断で陰性免疫組織化学を示した。この「概念実証」研究は,脳腫瘍の診断および予後における99mTc-CXCR4-Lの有用性を確立するための更なる臨床研究を正当化する。Copyright 2020 Paola Vallejo-Armenta et al. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  サイトカイン  ,  細胞膜の受容体  ,  細胞生理一般 
引用文献 (20件):
  • V. N. Yadav, D. Zamler, G. J. Baker et al., "CXCR4 increases in-vivo glioma perivascular invasion, and reduces radiation induced apoptosis: a genetic knockdown study," Oncotarget, vol. 7, pp. 83701-83719, 2016.
  • F. Gagliardi, A. Narayanan, M. Reni et al., "The role of CXCR4 in highly malignant human gliomas biology: current knowledge and future directions," Glia, vol. 62, no. 7, pp. 1015-1023, 2014.
  • M. Ehtesham, X. Yuan, P. Kabos et al., "Glioma tropic neural stem cells consist of astrocytic precursors and their migratory capacity is mediated by CXCR4," Neoplasia, vol. 6, no. 3, pp. 287-293, 2004.
  • J. M. Munson, R. V. Bellamkonda, M. A. Swartz, "Interstitial flow in a 3D microenvironment increases glioma invasion by a CXCR4-dependent mechanism," Cancer Research, vol. 73, no. 5, pp. 1536-1546, 2012.
  • M. Ehtesham, J. A. Winston, P. Kabos, R. C. Thompson, "CXCR4 expression mediates glioma cell invasiveness," Oncogene, vol. 25, no. 19, pp. 2801-2806, 2006.
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