抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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本研究では,アルカリ金属イオンに対するシリル-エーテル結合に関するシクロジメチルシロキサン類への(再)研究を提示した。すべての(非放射性)アルカリ金属イオンがD_nシクロシロキサン骨格(D=(SiMe_2O),n=5~8)に組み込まれ,適切なカチオン-アニオン組合せを用いることを実証した。Li+カチオンから出発して,D_5とLiIおよびGaI_3との反応後の適切なX線構造に基づいて,D_5のLi+との配位を観察することができた。鋳型効果により,二核配位化合物[Li_2(D_5)(D_6)(GaI_4)_2](1)を得た。D_6とLiIおよびGaI_3との直接反応により,定量的収率で[Li(D_6)GaI_4](2)が得られた。Na+イオンは,NaI,GaI_3,およびそれぞれのシロキサンの変換後,D_6およびD_7配位子部分に捕捉された。[Na(D_6)GaI_4](3)の分子構造は6配位Na+イオンを明らかにし,それはシロキサンD_6の上に位置する。[Na(D_7)(DCM)GaI_4](4)の場合,より大きな配位子D_7は15-クラウン-5様構造を提供し,ナトリウムイオンは共平面様式で配位子により配位し,さらに溶媒DCM(DCM=ジクロロメタン)により飽和した。K+イオンは類似の様式でD_7配位子内に結合し,[K(D_7)(DCM)GaI_4](5)は特性化できた。K+に対するNH4+の類似性により,このカチオンは錯体形成にも使用された。直感的には,最初の非金属-シクロシロキサン配位化合物を合成し,特性化することができた。NH_4IとGaI_3によるD_6の変換の後,化合物[NH_4(D_7)][Ga_2I_7](6)を得た。アンモニウムカチオンはD_6上でD_7配位を好み,そのようなシロキサン部分における水素結合のウィリング形成を実現した。これらの化合物を得ることができるので,シリル-エーテル結合の限界も試験した。したがって,D_8をその場生成Rb[GaI_4]とCs[GaI_4]と反応させた。Rb+の場合には,X線構造により[Rb(D_8)(DCM)GaI_4](7)を,質量分析により特性化することができたが,化合物は溶液中で容易に分解した。Cs+塩との反応は失敗した。Rb+化合物から意味のある分光データを得て,Cs+錯体を得るために,弱配位アニオン[Al_F]~-(Al_F~-=[アール{OC(CF_3)_3}_4]-を用いた。M[Al_F]の変換により,[M(D_8)AL_F](M=Rb:8;M=Cs+)を得た。9)固体状態。化合物8と9の両方を完全に特性化した。最後に,このようなシロキサンの2:1錯体を合成することを目的とした。過剰D_5とCs[Al_F]との反応,Cs[Al_F]とのD_6は好都合であり,[K(D_5)_2][Al_F](10)と[Cs(D_6)_2][Al_F](12)の形で,シクロシロキサン配位子を有する最初のサンドイッチ型錯体を特性化した。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
