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J-GLOBAL ID：202002280399675426   整理番号：20A1092547

油で汚染された国頭マージ土壌のバイオレメディエーションの実用化に関する研究

Practical Use of Bioremediation Methods for Petroleum-contaminated Kunigami-maji Soil

著者 (8件)： 中野拓治 (琉球大学農学部) ,  中村真也 (琉球大学農学部) ,  松村綾子 (大成建設(株)技術センター) ,  高畑陽 (大成建設(株)技術センター) ,  崎濱秀明 ((株)南西環境研究所) ,  大城秀樹 ((株)國場組) ,  幸地優作 (琉幸建設(株)) ,  平田英次 ((有)三基土木)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 88  号： 1  ページ： I_11-I_20(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沖縄本島北部に分布する国頭マージ土壌を用いて油汚染土壌のバイオレメディエーションによる屋外実証試験を実施した.油汚染土壌に琉球石灰岩砕や栄養塩を加えることで, いずれも浄化促進効果が認められた.琉球石灰岩砕添加により油分(Total Petroleum Hydrocarbons(TPH))の浄化開始から分解活性が高まるまでの期間が短縮され, 強制通気が不要なランドファーミング工法により油汚染土壌の浄化を図れる可能性が示された.含水比低下やpH値の中性化により石油分解菌の浄化活性が高まったものと考えられる.実規模レベルでのパイロットスケール試験により, 油臭とTPH 濃度の関係を把握し, 浄化に必要な期間を評価するためのTPH除去速度係数が得られることが確認された.屋外実証試験結果は, 栄養塩添加や異なる浄化促進手法について, 実務に即した検討に有益な情報を与えるものと考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： 土壌 ,  *バイオレメディエーション ,  実証実験 ,  実用化試験 ,  汚染土壌 ,  石灰岩 ,  炭化水素 ,  *浄化 ,  国頭マージ ,  *土壌バイオレメディエーション ,  油汚染土壌 ,  琉球石灰岩 ,  *廃棄物処理 ,  *処理 ,  *生物学的廃棄物処理
準シソーラス用語： 実証試験 ,  TPH

著者キーワード (10件)： 油汚染土壌 ,  国頭マージ ,  バイオレメディエーション ,  琉球石灰岩砕 ,  パイロットスケール試験 ,  Petroleum-contaminated soil ,  Kunigami-maji soil ,  Bioremediation ,  Ryukyu limestone particle ,  Pilot scale examination

分類 (2件)： 土の構造と物理的・化学的性質  (RA03030T) ,  環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (25件)：

• 土壌環境分析法編集委員会(1997):土壌環境分析法, 博友社, 195-267.
• 藤田正憲(2001):バイオレメディエーション実用化への手引き, リアライズ社, 3-8.
• 石川洋二(2007):油汚染土のバイオレメディエーション, 環境科学会誌, 20(5), 381-388.
• 環境省中央環境審議会土壌農薬部会土壌汚染技術基準等専門委員会(2006):油汚染対策ガイドライン-鉱油類を含む土壌に起因する油臭・油膜問題への土地所有者等による対応の考え方-, 資料3-1-資料4-3.
• 輕部真起子, 珠坪一晃, 大矢俊次, 谷口 紳, 宮 晶子(2006):石油汚染土壌におけるアルカン分解菌の同定, 水環境学会誌, 29(1), 37-43.

タイトルに関連する用語 (7件)： 油 ,  汚染 ,  国頭マージ ,  土壌 ,  バイオレメディエーション ,  実用化 ,  研究