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J-GLOBAL ID：202002280870072130   整理番号：20A1093159

騒音源信号の白色化機能を有する単一の適応フィルタを用いた高速アクティブノイズコントロールシステム

Fast Convergence Active Noise Control System Using Single Adaptive Filter with a Whitening Function of Noise Source Signal

著者 (1件)： 小林正樹 (中部大学大学院 工学研究科)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 140  号： 3  ページ： 384-390(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 騒音源信号の逆であるパワースペクトルを持つディザー信号を適用することにより,騒音源信号が白色信号である理想的ANCシステムを構築することが可能であることを示した。騒音源信号は,複数の長距離音響経路を介してマイクロホンに到達するランダム信号である。したがって,パワースペクトルの周波数特性の偏差は大きいと考えられる。騒音源信号が白色信号に等価的に置き換えられるシステムの性質は非常に重要である。本論文の主目的は,実際の騒音に対するこの高速ANCシステムの基本原理を検証することである。騒音源信号のパワースペクトルと逆相関するパワースペクトルをもつ外部ディザー信号を生成する方法を検討した。また,実用的正規化適応アルゴリズムと安定ステップサイズの範囲を導出した。最後に,実際の騒音源信号による数値検証を計算機シミュレーションにより実行し,提案したシステムの特性と有効性を要約した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *騒音源 ,  *音波信号 ,  *白化 ,  *適応フィルタ ,  *アクティブ制御 ,  *騒音抑制 ,  パワースペクトル ,  ランダム信号 ,  周波数特性 ,  アルゴリズム
準シソーラス用語： *アクティブノイズコントロール ,  適応アルゴリズム

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分類 (1件)： 音響信号処理  (BB03050C)

引用文献 (19件)：

• (1) S. M. Kuo and D. R. Morgan : “Active Noise Control Systems: Algorithm and DSP Implementations”, John Wiley & Sons (1996)
• (2) B. Widrow and S. D. Stearns : “Adaptive signal processing”, pp. 288-289, Prentice-Hall, New Jersey (1985)
• (3) D. R. Morgan : “An analysis of multiple correlation cancellation loops in a filter with an auxiliary path”, IEEE Trans. Acoust., Speech, Signal Processing, Vol. ASSP-28, pp. 454-467 (1980)
• (4) S. D. Snyder and C. H. Hansen : “The effect of transfer function estimation errors on the Filtered-X LMS algorithm”, IEEE Trans. Signal Processing, Vol. 42, No. 4, pp. 950-953 (1994)
• (5) Y. Kajikawa and Y. Nomura : “An Active Noise Control System without Secondary Path Model”, Trans. IEICE, Vol. J82-A, No. 2, pp. 209-217 (1999) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (4件)： 騒音源 ,  白色化 ,  適応フィルタ ,  アクティブノイズコントロール