抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,非住宅や中大規模建物の木造化,木質化が注目されており,内装木質化による執務者への影響を定量化し科学的根拠を蓄積することが,木材利用促進や執務環境向上に繋がると考えられる。一方,建設現場等に用いられる仮設事務所は,内部空間の性能や意匠は一般的な事務所に比べ劣ることが多く,労働環境の改善を進める近年の情勢を考慮すると改善すべき課題である。これに対して,人に与える好ましい影響が近年明らかになりつつある内装木質化は,労働環境改善に有効な手段であると考えられる。本研究では仮設事務所に木質内装を導入した場合の執務者への影響を明らかにするため社員研修の場を用いた被験者実験を実施した。実験は事務所の半分に木質内装を導入し,被験者に2週間ずつ(計4週間)2つの内装環境(非木質内装と木質内装)を体験させ,アンケート調査を実施した。その結果,木質内装を導入することで執務時の緊張を抑制する可能性が示唆された。(著者抄録)