抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究は地域活動や日常の移動といったコミュニティへの関与が居住地選好に与える影響をSCの観点をふまえて考察をおこなった。ボンディング型SCのうち故郷や出身地,治安のみが転居を防ぐ要因になりうるものの,近隣とのつきあいや土地柄は転居の要因になりうる。ブリッジング型SCでは,職業や転居経験,自己実現活動を含む項目が転居要因になりうる。駅まで徒歩とバスで移動する人は,移動手段が転居の要因になりにくい。この結果,周辺自治体と連携しつつ,暮らしの魅力を相互に高めるとともに不便さや不満を補完しあう関係が成立するように,圏域的な視点を持った戦略が重要である。(著者抄録)