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J-GLOBAL ID:202002282125094122   整理番号:20A2697501

PFKFB3の阻害はアテローム性動脈硬化症の進行を妨げ,プラーク安定性を促進する【JST・京大機械翻訳】

Inhibition of PFKFB3 Hampers the Progression of Atherosclerosis and Promotes Plaque Stability
著者 (17件):
資料名:
巻:ページ: 581641  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7062A  ISSN: 2296-634X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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【目的】:6-ホスホフルクト-2-キナーゼ/フルクトース-2,6-ビホスファターゼ(PFKFB)3-媒介解糖は,マクロファージ-および内皮細胞活性化を駆動し,それによって炎症を引き起こすのに重要である。一度活性化すると,これらの細胞はアテローム性動脈硬化症の進行において重要な役割を果たす。ここでは,ヒト動脈硬化病変におけるPFKFB3の発現を分析し,解糖阻害剤PFK158を用い,実験的動脈硬化におけるPFKFB3の薬理学的阻害の治療能を検討した。方法と結果:PFKFB3発現は,安定な線維性プラークと比較して,脆弱なヒトアテローム性頚動脈プラークで高く,プラークマクロファージと内皮細胞で主に発現した。ヒト冠動脈の進行性プラークの解析は,壊死コア領域とPFKFB3発現の正の相関を明らかにした。アテローム性動脈硬化疾患進行におけるPFKFB3の役割をさらに調べるため,6-8週齢の雄のLdlr-/-マウスを処理した。これらのマウスに高コレステロール食を13週間与え,これらを解糖阻害剤PFK158で5週間処理し,PFKFB3活性を遮断した。線維性キャップアテローム(進行性プラーク)の発生率はPFK158処理マウスで低下した。プラーク表現型は壊死コア領域およびプラーク内アポトーシスの両方が減少すると顕著に変化した。これは,PFK158処理後の線維性キャップの肥厚とプラーク安定性の増加と一致した。同時に,著者らは,単球とマクロファージの細胞内代謝における変化がプラーク安定化に好都合である,未処理群と比較して末梢血単核細胞における解糖の減少を観察した。結論:高いPFKFB3発現は,脆弱なアテローム性ヒト頸動脈および冠動脈プラークと関係する。マウスでは,高いPFKFB3発現も脆弱なプラーク表現型と関係するが,PFKFB3活性の阻害はプラーク安定化を生じる。このデータは誘導性解糖の阻害が炎症を減少させ,その後アテローム発生を減弱する能力を持つことを意味する。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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循環系の基礎医学 
引用文献 (34件):
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  • AllahverdianS.ChaabaneC.BoukaisK.FrancisG. A.Bochaton-PiallatM.-L. (2018). Smooth muscle cell fate and plasticity in atherosclerosis. Cardiovasc. Res. 114 540-550. doi: 10.1093/cvr/cvy022 29385543
  • BekkeringS.ArtsR. J. W.NovakovicB.KourtzelisI.van der HeijdenC. D. C. C.LiY. (2018). Metabolic induction of trained immunity through the mevalonate pathway. Cell 172 135.e9-146.e9. doi: 10.1016/j.cell.2017.11.025 29328908
  • BekkeringS.van den MunckhofI.NielenT.LamfersE.DinarelloC.RuttenJ. (2016). Innate immune cell activation and epigenetic remodeling in symptomatic and asymptomatic atherosclerosis in humans in vivo. Atherosclerosis 254 228-236. doi: 10.1016/j.atherosclerosis.2016.10.019 27764724
  • CantelmoA. R.ConradiL.-C.BrajicA.GoveiaJ.KaluckaJ.PircherA. (2016). Inhibition of the glycolytic activator PFKFB3 in endothelium induces tumor vessel normalization, impairs metastasis, and improves chemotherapy. Cancer Cell 30 968-985. doi: 10.1016/j.ccell.2016.10.006 27866851
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