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J-GLOBAL ID:202002282167670420   整理番号:20A0713116

胆嚢摘出術および胆管括約筋切開術は,脂質異常症における糞便胆汁損失を増加させ,脂質プロファイルを改善する【JST・京大機械翻訳】

Cholecystectomy and Biliary Sphincterotomy Increase Fecal Bile Loss and Improve Lipid Profile in Dyslipidemia
著者 (7件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 1223-1230  発行年: 2020年 
JST資料番号: A0919B  ISSN: 0163-2116  CODEN: DDSCD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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背景と目的:胆汁はコレステロール除去の唯一の重要な経路である。胆嚢摘出術(CS)は糞便胆汁酸損失を増加させ,内視鏡的胆管括約筋切開術(ES)は同様の効果を有すると考えられている。ES+CSの併用効果は,糞便胆汁酸損失をさらに高め,これらの患者における脂質プロファイル変化を引き起こす可能性があると推測した。【方法】糞便胆汁酸とステロールを,ポストCS+ES,ポストCS,および健常対照のコホートにおけるガスクロマトグラフィーを用いて測定した。血液脂質プロファイルに及ぼすES+CSの影響を,コンピュータ化データベースを用いて,CS後+ES患者の単一中心コホートにおいて遡及的に評価した。関心のあるパラメータは,人口統計学,病歴,および脂質プロファイルを含んでいた。結果:CSと対照(コール酸[CA]1.4ng/mg対0.26ng/mg,p=0.02対0.23ng/mg,p=0.004,ケノデオキシコール酸[CDCA]1.92ng/mg,p=0.02対0.23ng/mg,p=0.01)と比較して,糞便一次胆汁酸濃度はCS+ES後に増加した。糞便コレステロール排泄は,3群すべてで類似していた。ベースライン血清脂質プロファイルおよびCS+ES後のその後の変化を相関させた。ベースライン高コレステロール血症(総コレステロール(TC)>200mg/dl)患者において,TCレベルは28.5mg/dl低下し,LDLレベルは21.5mg/dl低下した。効果は,スタチン摂取にもかかわらず,TC>200mg/dlの患者でより顕著であった。高トリグリセリド血症[トリグリセリド(TG)>200mg/dl]患者において,TGはES+CS後に67.8mg/dl低下した。スタチンに対する適切な反応を伴う脂質異常症または脂質異常症のない患者の間で,脂質プロファイルに及ぼすES+CSの影響は小さかった。結論:糞便胆汁酸損失はCS+ES後に増加する。血液脂質プロファイルに及ぼす影響はベースラインTC及びTGレベルに依存する。脂質プロファイルは脂質異常患者において改善されるが,CS+ESの影響はnormolipemia集団において最小である。Copyright Springer Science+Business Media, LLC, part of Springer Nature 2019 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
脂質の代謝と栄養  ,  有機化合物の各種分析 

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