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J-GLOBAL ID:202002282278902424   整理番号:20A0271328

酵素活性測定のための紙ベースのゾル-ゲル薄膜固定化チトクロームP450【JST・京大機械翻訳】

Paper-based sol-gel thin films immobilized cytochrome P450 for enzyme activity measurement
著者 (6件):
資料名:
巻: 1098  ページ: 86-93  発行年: 2020年 
JST資料番号: A0394A  ISSN: 0003-2670  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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チトクロームP450(CYP450)及び特にCYP3A4は多くの薬物-薬物及び薬用植物-薬物相互作用に関与する最も豊富に発現されたCYP450アイソザイムである。したがって,酵素相互作用を避けるためには,薬物発見の初期段階でのCYP3A4酵素スクリーニングの組込みが望ましい。ここでは,酵素活性を調べるために使用される蛍光酵素基質としてレゾルフィンベンジルエーテルを用いて,紙に基づくCYP3A4固定化ゾル-ゲルを初めて提示した。製品の蛍光強度は,携帯型ディジタル顕微鏡と画像解析ソフトウェアを用いて簡単に定量化できる。定量限界は0.35μMで,良好な精度(RSDs<4.1%)であった。さらに,開発された紙ベースのデバイスに対するCYP3A4活性の分析は,従来のウェルプレートから得られたものと同等の結果を提供した(p>0.05)が,単純さと低コストを提供した。ゾル-ゲル被覆紙における固定化CYP3A4の速度論パラメータを,Michaelis定数(K_m)と最大速度(V_max)を含むLineweaver-Burkプロットから計算し,それぞれ2.71±0.35μMと0.43±0.05μM/minであった。さらに,これらのデバイスの機能試験を,既知のCYP3A4阻害剤(すなわちケトコナゾール,イトラコナゾール)および誘導物質(すなわち,フェニトイン,カルバマゼピン)の評価によって行った。広い範囲の使用をさらに実証するために,この装置を植物抽出物,すなわちAreca catechu種子,Camellia sinensis葉,Eclipta prostrata地上部を分析するために利用し,以前の研究と良く一致する結果を得た。さらに,4°Cで貯蔵したゾル-ゲル固定化酵素は貯蔵安定性を増加させ,3週間貯蔵後に86.3±0.4%の活性を提供し,1週間貯蔵後の遊離酵素溶液の活性と同等であった。開発した紙ベースのデバイスは汎用性,携帯性および低コストを提供する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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分析機器  ,  生物物理的研究法 

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