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J-GLOBAL ID：202002282284438808   整理番号：20A1479076

浮体構造物係留鎖における定量的摩耗量推定の実施と検証

Quantitative Wear Estimation for Mooring Chain of Floating Structures and Its Validation

著者 (4件)： 武内崇晃 (九州大学大学院工学府海洋システム工学専攻) ,  宇都宮智昭 (九州大学大学院工学研究院海洋システム工学部門) ,  後藤浩二 (九州大学大学院工学研究院海洋システム工学部門) ,  佐藤郁 (戸田建設(株)戦略事業推進室エネルギー事業部)
資料名： 日本船舶海洋工学会論文集  (Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers)
巻： 30  ページ： 131-141(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0242B  ISSN： 1880-3717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 浮体式洋上風車のような浮体構造物のための係留鎖の定量的摩耗推定法を開発する必要がある。著者らの以前の研究で,1)有限要素法によるリンク間の摩耗解析と2)係留系の応答解析とを組み合わせた数値解析を提案し,1点係留ブイの場合で定性的に検証した。本論文では,本提案の方法を,更なる検証のために三つの係留索を有する多点係留浮体スパーに適用した。ここでは,波に加えて風が鎖の摩耗に及ぼす影響を調べた。比較の結果,本提案の方法によって推定した摩耗量は測定値とかなり一致することが分かった。しかし,タッチダウンポイント周りと中間ウエイト部の隣の摩耗量の推定値は測定値よりかなり過大に推定されたことも分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 構造物 ,  浮動 ,  風力発電 ,  *風車 ,  浮体 ,  浮構造 ,  係留装置 ,  ブイ ,  保全性 ,  索 ,  係留 ,  重量 ,  *摩耗 ,  応答解析 ,  数値解析 ,  解析モデル ,  推定
準シソーラス用語： 浮体構造物 ,  浮体式洋上風力発電 ,  *浮体式洋上風車 ,  係留ブイ ,  メンテナンスフリー ,  *係留索 ,  摩耗量 ,  多点係留 ,  *摩耗量推定

分類 (2件)： 海洋施設  (RC14020A) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (27件)：

• 1) Mooring Integrity Joint Industry Project Phase 2: Practical method for calculating mooring chain wear for floating offshore installations, Health and Safety Executive Research Report RR1092, 2017. http://www.hse.gov.uk/research/rrhtm/rr1092.htm, (accessed on 6th February 2019).
• 2) 麻生裕司,橋本慎太郎:ブイ係留チェーンの挙動と摩耗特性,日本船舶海洋工学会誌,第62 号,pp. 11-14,2015.
• 3) 鈴木英之,道廣飛鳥,大久保寛,大嶽敦郎:浮体式洋上風車用浅海係留の摩耗度比較,日本船舶海洋工学会論文集,第27 号,pp.133-138,2018.
• 4) 武内崇晃,藤公博,宇都宮智昭,後藤浩二:浮体施設係留鎖に対する摩耗量推定手法の提案,日本船舶海洋工学会論文集,第29 号,pp.77-87,2019.
• 5) Gotoh, K., Murakami, K., Nakagawa, M., and Utsunomiya, T.: Wear performance of the mooring chain used in floating wind turbines, Proceedings of the OMAE, OMAE2017- 62195, 2017.

タイトルに関連する用語 (6件)： 浮体構造物 ,  定量 ,  摩耗量 ,  推定 ,  実施 ,  検証