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J-GLOBAL ID:202002282648569577   整理番号:20A0027310

PIAS1によるSUMO3修飾はアンドロゲン受容体細胞分布と安定性を調節する【JST・京大機械翻訳】

SUMO3 modification by PIAS1 modulates androgen receptor cellular distribution and stability
著者 (13件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1-16  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7050A  ISSN: 1478-811X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)におけるアンドロゲン受容体(AR)シグナル伝達の異常な再活性化は,主にARの過剰発現とダウンレギュレーションの結果である。ARのスモイル化はその機能に影響する。しかしながら,SUMO E3リガーゼPIASによるARスモイル化の調節は,AR分布と安定性を修飾することは良く理解されていない。AR陰性前立腺癌DU145細胞における免疫染色によるAR細胞内局在化に及ぼすSUMO3修飾の潜在的影響を評価し,ARスモイル化関連分解に及ぼすPIAS1/SUMO3過剰発現の影響を検出した。次に,SUMO3により修飾されたARスモイル化部位と,それ自身のスモイル化に関与するPIAS1の重要残基と,さらに仲介されたARスモイル化(スモモ3抱合),転座と分解を特性化した。最後に,著者らは,ubiキンリガーゼ仲介AR分解であるMDM2に対するPIAS1(スモイル化リガーゼ)の認識を検出した。SUMO E3リガーゼPIAS1は,SUMO3と共に,ARサイトゾル転移とユビキチン-プロテアソーム経路を介したその後の分解を仲介することを示した。ARスモイル化はユビキチン化前に起こるが,ユビキチン受容体リジン845と共にAR上のSUMO受容体リジン386はPIAS1/SUMO3誘導AR核輸出,ユビキチン化及びその後の分解に寄与する。更に,PIAS1自身はSUMO3過剰発現により修飾され,PIAS1上のSUMO受容体リジン117の変異はAR細胞質分布を損傷し,AR転移におけるスモイル化PIAS1の必須役割を示した。さらに,スモイル化PIAS1はARリジン386及び845と相互作用し,二成分複合体を形成することを決定した。AR分布に及ぼす影響と一致して,PIAS1のSUMO3修飾も,ユビキチンE3リガーゼMDM2を補充することによりARユビキチン化と分解に必要である。まとめると,PIAS1のSUMO3修飾はAR細胞分布と安定性を調節する。著者らの研究は,PIAS1とSUMO3によって仲介されるARスモイル化とユビキチン化の間のクロストークの証拠を提供した。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  遺伝子発現 
引用文献 (50件):
  • J Assoc Genet Technol; Cytogenetics and molecular genetics of prostate Cancer: a comprehensive update; LN Fonseka, ME Kallen, A Serrato-Guillen, R Chow, CA Tirado; 41; 3; 2015; 100-111; citation_id=CR1
  • CA Cancer J Clin; Cancer statistics, 2018; RL Siegel, KD Miller, A Jemal; 68; 1; 2018; 7-30; 10.3322/caac.21442; citation_id=CR2
  • Cancer Lett; Androgen deprivation of prostate cancer: leading to a therapeutic dead end; A Katzenwadel, P Wolf; 367; 1; 2015; 12-17; 10.1016/j.canlet.2015.06.021; citation_id=CR3
  • Curr Opin Oncol; The androgen/androgen receptor axis in prostate cancer; EG Bluemn, PS Nelson; 24; 3; 2012; 251-257; 10.1097/CCO.0b013e32835105b3; citation_id=CR4
  • Endocr Connect; Clinical relevance of androgen receptor alterations in prostate cancer; E Jernberg, A Bergh, P Wikstrom; 6; 8; 2017; R146-RR61; 10.1530/EC-17-0118; citation_id=CR5
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