抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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少子高齢化・人口減少社会の到来の中で,我が国が目指すべき社会モデルとして「地域共生社会」が掲げられ,どのように地域の施策を進めていけばよいのかが問われている。この問題に対して,地域福祉から得られる知見は何かを問いとして,「ケアリングコミュニティ」に関しての検討を行った。その結果,福祉教育および地域の居場所の必要性,「社会包摂」の概念の必要性,相互実現的自立観の必要性が視点として得られた。総合考察として,ケアリングコミュニティを作っていくには,これら3つの必要性を実現していくことが不可欠で,中でも,「地域の居場所」を数多く地域の中で作りだし有機的に結ぶことが,ケアリングコミュニティの現実化に希求されること,そして,多様な「地域の居場所」との関わりは,個人の自立生活を高める上でも必要であり,これからの自立した地域社会づくりともなることを示した。(著者抄録)