文献
J-GLOBAL ID:202002283468932817   整理番号:20A2241822

水耕装置を用いての,トルコギキョウ(Eustoma grandiflorum)29品種及びE.exaltatumの1近交系の,Fusarium solaniの2分離株に対する抵抗性の評価

Evaluation of 29 Lisianthus Cultivars (Eustoma grandiflorum) and One Inbred Line of E. exaltatum for Resistance to Two Isolates of Fusarium solani by Using Hydroponic Equipment
著者 (6件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 473-480(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
トルコギキョウ(Eustoma grandiflorum)のFusarium根腐病は,Fusarium solaniによって引き起こされる最も重要で,被害が大きいトルコギキョウの病気の一つである。それは,日本や世界各地で広く発生し,深刻な作物損失を引き起こしている。しかし,この病気に抵抗性のあるトルコギキョウの育種は,ほとんど行われていない。著者らは,2014年に,F.solani抵抗性を持つトルコギキョウの育種プログラムを開始した。抵抗性品種育種に向けた最初の段階として,トルコギキョウ(Eustoma grandiflorum)29品種及びE.exaltatumの1近交系の,F.solaniの2分離株(MAFF712388とMAFF712411)に対する抵抗性について評価した。実生苗に針で傷を付けた後に菌を接種し,抵抗性を評価するのに効率的で信頼性のある方法である水耕装置を用いて栽培した。供試した29品種及び1近交系統の中で抵抗性に大きな違いがあることが判明した。‘パピロンピンクフラッシュ’は,両方の分離株に対して強い抵抗性を示し,計4試験において病徴が見られなかった。また,E.exaltatum Ohkawa No.1系統は,分離株MAFF712388に強い抵抗性を示して病徴が見られず,分離株MAFF712411に対しても抵抗性が見られた。一方,‘ミンク’,‘渚A’,‘渚B’,‘バルカンマリン’は,全ての試験で一貫して感受性を示し,これらの4品種の株の70~100%が萎凋症状を呈した。MAFF712411は,MAFF712388よりも病原性が強かったが,2つの分離株が異なるレースに属するかどうかについては明らかではなかった。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
作物の品種  ,  作物の品種改良  ,  花き・花木 
引用文献 (27件):
  • Barba-Gonzalez, R., E. Tapia-Campos, T. Y. Lara-Bañuelos, V. Cepeda-Cornejo, P. Dupre and G. Arratia-Ramirez. 2015. Interspecific hybridization advances in the genus Eustoma. Acta Hortic. 1097: 93-100.
  • Chikuo, Y., T. Shimizu, Y. Ito and S. Izutsu. 2003. Fusarium root rot of Russell prairie gentian caused by Fusarium solani. Jpn. J. Phytopathol. 69: 49 (In Japanese).
  • Choi, H. W., S. K. Hong, Y. K. Lee, J. S. Kim, J. G. Lee, H. W. Kim, E. H. Kang and E. H. Lee. 2017. Characterization of Fusarium solani causing fusarium root rot of lisianthus in Korea. Kor. J. Mycol. 45: 74-82.
  • Fukuta, N. 2016. Lisianthus. p. 289-312. In: M. Shibata (ed.). Japanese history on flower breeding. Yushokan, Tokyo (In Japanese).
  • Halevy, A. H. and A. M. Kofranek. 1984. Evaluation of lisianthus as a new flower crop. HortSci. 19: 845-847.
もっと見る

前のページに戻る