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J-GLOBAL ID：202002284029226160   整理番号：20A0955486

ガラス形成温度までのジメチルスルホキシド/グリセロール混合物の誘電緩和とプロトン場サイクリングNMR緩和測定研究【JST・京大機械翻訳】

Dielectric relaxation and proton field-cycling NMR relaxometry study of dimethyl sulfoxide/glycerol mixtures down to glass-forming temperatures

著者 (5件)： Flaemig Max (Nordbayerisches NMR-Zentrum, Universitaet Bayreuth, 95440 Bayreuth, Germany. [e-mail]) ,  Gabrielyan Liana ,  Minikejew Rafael ,  Markarian Shiraz ,  Roessler Ernst A.
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 22  号： 16  ページ： 9014-9028  発行年： 2020年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： グリセロールとジメチルスルホキシド(DMSO)の混合物を誘電分光法(DS)と全濃度範囲での1H磁場サイクル(FC)NMR緩和測定により研究し,ガラス形成温度(170~323K)まで下げた。分子動力学は0<x_DMSO≦0.64で,より高い濃度の相分離が起こる。FC法は磁化率表現に変換されるスピン-格子緩和速度の周波数依存性を与え,NMRとDSの結果を比較することができる。DSスペクトルはx_DMSOとTによって実質的に変化せず,緩和時間だけが短くなった。これは,強いスペクトル変化が起こる非会合混合物トルエン/キナリジンと対照的である。DMSOまたは(重水素化)DMSO-d_6による溶液中のグリセロールのFC緩和スペクトルは,並進動力学を反映する回転および低周波部分を反映する高周波部分を有する二モード構造を示した。グリセロール/DMSO-d_6混合物における回転寄与に関して,x_DMSOとTによるスペクトル変化は観察されなかった。しかし,非重水素化混合物はより広い緩和スペクトルを示した。2つの技術によってプローブされた時間定数τ_rot(T)は,それぞれ,10~11s<τ<10sの範囲をカバーする。ガラス転移温度T_g(x_DMSO)を測定し,外挿により純DMSOのT_g=149.5±1Kを得た。低周波FC NMRスペクトルの解析により,拡散係数D_transを決定することができた。その対数は,lgτ_rotとして線形x_DMSO依存性を示した。比D_trans/D_rotはx_DMSOに依存せず,その低い値は並進と回転の大きな分離を示す。対応する非物理的に小さい流体力学半径は,Stokes-Einstein-Debye関係の強い破壊を示す。このような異常は,3d水素結合ネットワークの特性とみなされる。DMSOは非プロトン性液体であるが,分子はグリセロールの水素ネットワークに連続的に取り込まれると結論した。両分子は共通の動力学を示す。すなわち,成分動力学のデカップリングは,その成分の類似のT_g差をもつキナルジン/トルエンとは対照的に見られない。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *NMR【磁気共鳴】 ,  拡散係数 ,  緩和時間 ,  磁場 ,  *誘電緩和 ,  *陽子 ,  温度依存性 ,  周波数依存性 ,  濃度依存性 ,  スペクトル ,  デカップリング ,  重水素化 ,  並進 ,  分子動力学 ,  脂肪族アルコール ,  ポリオール ,  脂肪族化合物 ,  スルホキシド
準シソーラス用語： 誘電分光法 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  分子構造  (EB03020Y)

物質索引 (2件)： グリセロール ,  ジメチルスルホキシド

タイトルに関連する用語 (9件)： ガラス形成 ,  ジメチルスルホキシド ,  グリセロール ,  混合物 ,  誘電緩和 ,  プロトン ,  サイクリング ,  NMR緩和 ,  研究