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J-GLOBAL ID:202002284176823835   整理番号:20A0559692

土浦市宍塚大池の耕作放棄田における希少種の保全に向けての取り組み

Conservation of Threatened Species in Abandoned Rice Paddy Fields at Shishitsuka-Oike in Tsuchiura City, Ibaraki Prefecture, Japan
著者 (4件):
資料名:
号: 21  ページ: 23-32 (WEB ONLY)  発行年: 2018年12月28日 
JST資料番号: U1870A  ISSN: 1343-8921  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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土浦市宍塚の宍塚大池の西側に位置するイナリヤツとよばれる約25aの耕作放棄された谷津田で,湿地に生育する希少種の保全のため種々の管理作業と植生調査を行った.主な管理作業は,草刈り,耕起,特定植物の引き抜きなどである.2012年から2017年にわたり実施した植生調査で168種の維管束植物を確認した.その中に,環境省および茨城県が指定する準絶滅危惧種以上の絶滅危惧種が10種含まれていた.さらに,これらに準ずる6種を加えて保全の対象となる希少種を16種記録した.絶滅危惧種については,ため池に近く,耕作放棄年が新しい谷津田の下流部の区画に多くの種が生育していた.また,絶滅危惧種は,耕起や草刈りによるかく乱に反応して発生する傾向が見られた.一方,168種の中に外来種が22種含まれていた.このうち,セイタカアワダチソウ,ノダアカバナ,キショウブの引き抜きを行ってきたが,これらの種の著しい増加は見られず,作業が一定の成果を示していると考えられる.また,外来種に加えて,耕作放棄田の優占種となりほかの植物の生育に大きな影響をおよぼす可能性の高い種を管理対象種として16種記録した.その中で特に放置すると著しく増加すると考えられる,コブナグサ,アシカキ,カンガレイ,チゴザサについて,刈り払いや耕起による管理作業を実施してきた.これらの作業もまた希少種の保全に有効であると考えられた.(著者抄録)
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分類 (2件):
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植物生態学  ,  自然保護 
引用文献 (14件):
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