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J-GLOBAL ID：202002284428513497   整理番号：20A1771835

時間分解X線トモグラフィを用いたTiB₂添加により等軸晶化したAl-Cu合金の凝固過程の定量解析

Quantitative analysis of solidification of equiaxed grains in Al-Cu alloy refined by inoculant TiB₂ particles with using time-resolved X-ray tomography

著者 (5件)： 鳴海大翔 (京大) ,  河原崎琢也 (京大) ,  加藤勇一 (京大) ,  森下浩平 (九大) ,  安田秀幸 (京大)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 70  号： 8  ページ： 339-346  発行年： 2020年08月15日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 時間分解X線トモグラフィーを行い,接種剤TiB₂粒子によって微細化したAl-15mass%Cu合金における三次元等軸結晶粒構造を観察した。SPring-8のビームラインBL28B2において,ピンクX線ビームを用いて0.5sの短時間分解能を達成した。フェーズフィールドモデルを用いたフィルタリング法を用いて再構成像の品質を改善し,その結果,等軸晶粒の運動をその場観察した。時間と空間分解能は,三次元微細構造進展の解析を可能にした。α-Alの核形成事象は,温度が低い底部の融液中で優先的に起こった。浮力のため,核形成後の浮上中に樹枝状晶粒が形成した。浮上により浮上した等軸晶粒は集積し,集積領域の固相率は0.11~0.19の範囲であった。観察は,樹枝状結晶粒のコヒーレンス点が0.2未満であることを示唆した。また,結晶粒運動が等軸晶粒構造の形成に影響することを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *アルミニウム合金 ,  銅含有合金 ,  接種【金属】 ,  *結晶粒微細化 ,  添加剤 ,  *凝固組織 ,  定量的分析 ,  *その場観察 ,  X線CT ,  X線回折 ,  放射光施設 ,  ビームライン ,  等軸組織 ,  樹枝状結晶 ,  浮力 ,  結晶核形成
準シソーラス用語： 結晶粒微細化剤 ,  定量解析 ,  X線トモグラフィー ,  時間分解法 ,  放射光X線回折 ,  SPring-8 ,  等軸晶【金属組織】 ,  樹枝状晶

分類 (2件)： 鋳造に関する各種技術  (WC01040B) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (38件)：

• 1) M. E. Glicksman, R. J. Schaefer and J. D. Ayers: Metall. Trans. A, 7 (1976), 1747-1759.
• 2) H. Esaka and W. Kurz: J. Cryst. Growth, 72 (1985), 578-584.
• 3) H. Yasuda, I. Ohnaka, Y. Matsunaga and Y. Shiohara: J. Cryst. Growth, 158 (1996), 128-135.
• 4) R. H. Mathiesen, L. Arnberg, F. Mo, T. Weitkamp and A. Snigirev: Phys. Rev. Lett., 83 (1999), 5062-5065.
• 5) H. Yasuda, I. Ohnaka, K. Kawasaki, A. Sugiyama, T. Ohmichi, J. Iwane and K. Umetani: J. Cryst. Growth, 262 (2004), 645-652.

タイトルに関連する用語 (9件)： 分解 ,  X線トモグラフィ ,  TiB2 ,  等軸晶 ,  Al ,  Cu合金 ,  凝固 ,  過程 ,  定量解析