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J-GLOBAL ID:202002284681792976   整理番号:20A0520693

受精共役精子核融合は正常な胚乳核増殖に必要である

Fertilization-Coupled Sperm Nuclear Fusion Is Required for Normal Endosperm Nuclear Proliferation
著者 (7件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 29-40 (WEB ONLY)  発行年: 2020年01月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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被子植物は二重受精を示し,花粉管から放出される精子細胞の一つは卵を受精するが,他の精子細胞は中心細胞を受精し,それぞれ胚と胚乳を生じる。著者は以前に,小胞体(ER)に局在する熱ショック蛋白質70(Hsp70)の分子シャペロンであるArabidopsis thaliana免疫グロブリン結合蛋白質(BiP)の2つの極性核融合欠損二重ノックアウト突然変異体,ERdj3AとP58~IPK(erdj3ap58~IPK)を報告した。この突然変異体は外部核膜の融合において欠損しており,野生型花粉による受精後に特徴的な種子発生欠陥を示し,それは異常な胚乳核増殖を伴う。本研究において,著者はこの突然変異体種子における異常な胚乳核分裂の原因を決定するために,時間経過観察細胞画像解析を使用した。著者は,BiP1BIP2またはerdj3ap58~IPK二重変異体雌性配偶体の中心細胞も受精時の精子核融合において欠損していることを見出した。精子核融合は,最初の胚乳核分裂の開始後に達成された。しかし,凝縮した精子核の分裂は異常な胚乳核分裂をもたらし,父由来遺伝子の発現を遅延させた。対照的に,極性核の内膜の融合において欠損しているが,異常な胚乳核増殖を示さない他の二重ノックアウト変異体,erdj3bp58~IPKは受精時の精子核融合において欠損していなかった。従って,中心細胞における有糸分裂前精子核融合は正常胚乳核増殖に重要であることを提案した。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
研究開発  ,  植物の栽培一般  ,  植物の生化学  ,  発生,成長,分化 

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