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J-GLOBAL ID：202002284734151110   整理番号：20A2608457

鉄道線路が津波避難に及ぼす影響に関する研究

Study on the Influence of Railway Lines on Tsunami Evacuation

著者 (3件)： 唐崎雄亮 (日本大 大学院理工学研究科) ,  桜井慎一 (日本大 理工) ,  寺口敬秀 (日本大 理工)
資料名： 沿岸域学会誌  (Journal of Coastal Zone Studies)
巻： 33  号： 2  ページ： 43-52  発行年： 2020年09月30日 
JST資料番号： L1777B  ISSN： 1349-6123  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道線路を横断するには踏切などの施設利用に限られるため,津波発生時には線路が避難の阻害要因となる恐れがある。南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域を持つ12県下197市町村を対象に,津波避難時線路横断が必要な地区を抽出した結果,44市町93地区が該当した。加えて,線路横断を伴う津波避難について,線路を管理する鉄道事業者と,住民の避難計画を講ずる自治体双方の対策の現状を調査した。その結果,鉄道事業者の津波対策については,沿線住民向けの対策を講じている事業者はわずかであった。自治体においても,対策の必要性は認識しているものの,実際に対策を行っている自治体はほとんど見られなかった。以上の結果を踏まえ,線路横断を伴う津波避難の課題点などを考察した。(著者抄録)

シソーラス用語： *避難 ,  経路 ,  防災計画 ,  津波 ,  自然災害 ,  *津波対策 ,  *鉄道線路 ,  踏切 ,  大地震 ,  自治体
準シソーラス用語： 減災 ,  阻害要因 ,  津波災害 ,  鉄道事業者 ,  南海トラフ地震 ,  避難ルート ,  避難経路 ,  避難計画

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  鉄道施設・建設一般  (RC07010F)

引用文献 (15件)：

• 佐俣良平・桜井慎一・寺内将貴:線路が津波避難行動に及ぼす影響に関する研究,日本建築学会学術講演梗概集 2015(海洋建築),pp.17-18,2015年9月
• 唐崎雄亮・桜井慎一・渡邊亮:鉄道線路が津波避難に及ぼす影響に関する研究-東北地方太平洋沿岸4県下の市町村を対象として-,日本建築学会学術講演梗概集 2017(海洋建築),pp.13-14,2017年7月
• 内閣府:南海トラフ地震防災対策推進地域の指定, http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/pdf/nankaitrough_chizu.pdf,2018年5月10日参照
• 林能成:鉄道における津波避難誘導標識の研究-紀伊半島を周遊するJR線の事例から-,社会安全学研究,Vol.3,pp.117-125,2013年3月
• 唐崎雄亮・桜井慎一・寺口敬秀・渡邊亮:鉄道線路が津波避難に及ぼす影響に関する研究-全国の沿岸部鉄道事業者を対象として-,平成29年度第61回日本大学理工学部学術講演会予稿集,pp.625-626,2017年12月

タイトルに関連する用語 (4件)： 鉄道線路 ,  津波 ,  避難 ,  研究