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J-GLOBAL ID:202002284916177623   整理番号:20A1739005

ビスフェノールA(BPA)ではなくビスフェノールAジグリシジルエーテル(BADGE)とビスフェノールA(BPA)はヒト精子においてCatSper Ca2+チャンネルを活性化する【JST・京大機械翻訳】

Bisphenol A Diglycidyl Ether (BADGE) and Bisphenol Analogs, but Not Bisphenol A (BPA), Activate the CatSper Ca2+ Channel in Human Sperm
著者 (6件):
資料名:
巻: 11  ページ: 324  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7068A  ISSN: 1664-2392  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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目的:証拠は,ビスフェノールAジグリシジルエーテル(BADGE),ビスフェノールA(BPA)およびBPA類似体が,ヒト男性の受精能に干渉できることを示唆する。しかし,ヒト精子機能に直接効果は知られていない。ヒト精子におけるCatSper Ca2+チャンネルは重要な精子機能を制御し,正常な雄性稔性に必要である。環境化学物質はCatSperを活性化し,それによってヒト精子におけるCa2+シグナル伝達に影響することが示されている。BPAはCa2+シグナル伝達ヒト精子に対する効果について以前に研究されているが,他のBPA類似体の影響は現在知られていない。本研究の目的は,BADGE,BPA,および8つのアナログBPG,BPAF,BPC,BPB,BPBP,BPE,BPF,BPSがCa2+シグナリング,およびヒト精子のCatSperに及ぼす影響を特性化することである。方法:ヒト精子細胞におけるCa2+シグナル伝達に対するビスフェノールの直接効果を,細胞内Ca2+の変化を測定するCa2+蛍光分析法を用いて評価した。CatSperを介した効果は特異的CatSper阻害剤RU1968を用いて評価した。ヒト精子機能への影響を,画像サイトメトリーに基づく先体反応アッセイと修正Kremer精子-粘膜浸透アッセイを用いて評価した。【結果】10μMで,ビスフェノールBPG,BPAF,BPC,BADGE,BPB,およびBPBPは,ヒト精子細胞でCa2+シグナルを誘導したが,BPE,BPF,BPS,およびBPAは効果がなかった。10μMでの化学物質の効果はBPG>BPAF>BPC>BADGE>BPB>BPBPであった。BPG,BPAF,BPC,BADGE,BPBおよびBPBPの用量-応答関係は,nM-μM範囲でEC_50値を生じた。誘導Ca2+シグナルはCatSper阻害剤RU1968を用いてほぼ完全に消失し,CatSperに対するビスフェノールの影響を示唆した。BPBPを除く全てのビスフェノールは,プロゲステロン誘導Ca2+シグナルを用量依存的に阻害し,BPGとBPAFは,低μM用量でも阻害を示した。BPGとBPAFはプロゲステロン様様式でヒト精子機能に影響を及ぼすことが示された。【結論】著者らの結果は,ビスフェノールBPG,BPAF,BPC,BADGE,BPB,およびBPBPが,CatSperの活性化を通して,ヒト精子細胞におけるCa(2+)シグナリングに影響を及ぼすことができることを示す。これは,正常なCatSperシグナル伝達を妨害することによりヒト精子機能を潜在的に破壊し,従って,ヒト不妊における寄与因子であり,単独または他の化学物質との混合物のいずれかである。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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