抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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二本鎖DNAバクテリオファージにおいて,感染サイクルはファージにコードされたエンドリシンとホリンの作用を通して宿主細胞溶解によって終わる。溶解の正確なタイミングは,抗コリンと名付けられたホリンインヒビターにより調節される。配列分析により,単一膜貫通ドメイン(TMD)を有するホリンがLactobacillusバクテリオファージにおいて一般的であることを明らかにした。Lactobacillus fermentum,φPYB5の温帯バクテリオファージは,エンドリシンLyb5とホリンHyb5を含む二成分溶解カセットを有する。hyb5遺伝子は465bp長で,N末端TMDと大きな細胞質C末端ドメインを持つ154アミノ酸残基をコードしていた。しかしながら,N末端は二重開始モチーフを含まず,Hyb5オリゴマ化は特異的な抗コリンにより阻害されることを示唆した。hyb5,hyb5_157-465およびhyb5_209-328における2つの内部オープンリーディングフレームを,Hyb5に対する推定アンチホリンをコードする遺伝子として同定し,大腸菌におけるlyb5-hyb5とトランスで共発現した。驚くべきことに,宿主細胞溶解はHyb5_157-465により遅延されたが,この蛋白質の翻訳開始部位の消失により促進され,Hyb5_157-465がホリインHyb5に対する抗ホリンとして作用することを示した。さらに,Hyb5のC末端における45アミノ酸残基の欠失は,Hyb5_157-465の存在下でも初期細胞溶解をもたらし,Hyb5_157-465とHyb5の間の相互作用がホリンのC末端で起こることを意味した。in vivoおよびin vitroにおいて,Hyb5_157-465およびHyb5はそれぞれ細胞質および膜画分で検出され,プルダウン分析はHyb5_157-465とHyb5の間の直接相互作用を確認した。全ての結果は,Hyb5_157-465が溶菌タイミングに関与するHyb5の抗ホリンであることを示唆する。ファージ感染サイクルの「分子時計」として重要なファージをコードするホリンが考えられている。ホリンとその阻害剤の間の相互作用は,宿主細胞の溶解のタイミングを正確に調節する。酪農プロセスにおける顕著な生物学的グループとして,乳酸菌(LAB)のファージは広くゲノム配列決定されている。しかしながら,LABファージホリンの抗コリンとホリンアンチホリン相互作用についてはほとんど知られていない。本研究において,Lactobacillus fermentumファージφPYB5,Hyb5のクラスIIIホリンに対するインフレームアンチホリンを同定し,細菌細胞質において起こる同族体ホリンとの相互作用を示した。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
