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J-GLOBAL ID:202002285174334107   整理番号:20A0181191

北海道における地がきダケカンバ更新地の樹高成長と表層土壌理化学性の関係

Association of soil physicochemical properties following scarification with regenerated birch growth in Hokkaido, northern Japan.
著者 (5件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 345-353  発行年: 2019年12月 
JST資料番号: F0976B  ISSN: 0916-4405  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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低コスト更新補助作業である地がき(かき起こし)によるカンバ林造成が北海道のトドマツ人工林主伐後の造林選択肢として期待されている。一方で,地がきによる表層土壌の除去は地がき跡地に更新した樹木の成長を抑制する可能性がある。地がきによる土壌攪乱がカンバ類の成長に及ぼす長期的影響を明らかにするため,1970~1990年代に筋状地がきを行った北海道内のダケカンバ更新林17林分を対象に表層5cm土壌の理化学性を調査し,ダケカンバの成長と土壌理化学性の関係を解析した。20~44年生の地がきダケカンバ林の成長は既報の地がきによらないダケカンバ林より良好であった。調査地である筋状地がき地では地がき帯のみならず残し帯にもカンバ類が更新しており,その樹高成長(地位指数)は地がき帯に更新した林分と有意差がなかった。一般化線形モデルにより地がきダケカンバ林の地位指数は低CN比条件下と斜面中下部で良いことが示された。CN比を除く土壌理化学性に対して地がきによる改変が認められたが,地がきがダケカンバの成長に及ぼす影響は不明瞭であった。地がきによる土壌攪乱は更新カンバ林の長期的な成長に影響を及ぼさないものと考えられた。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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発生,成長,分化  ,  造林一般  ,  土壌管理 
引用文献 (38件):
  • 青柳 正英 (1983) 道有林の「かき起こし」の実態. 北方林業, 35, 49-53.
  • 秋津 裕志 (2016) シラカンバによる内装材と家具の開発. 林産試だより, 2016年8月号, 3-4.
  • 秋津 裕志・青木 繁尚 (2018) シラカンバ材の高度利用. 北方林業, 69, 20-23.
  • Berg, B. and Ekbohm, G. (1983) Nitrogen immobilization in decomposing needle litter at variable carbon: nitrogen ratios. Ecology, 64, 63-67.
  • 古田 直之 (2018) 道産カンバ類による単板およびLVLの性能評価. 北方林業, 69, 16-19.
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