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J-GLOBAL ID:202002285228322393   整理番号:20A2760528

α7ニコチン性アセチルコリン受容体の欠乏はマウスにおけるブレオマイシン誘発肺線維症を減弱する【JST・京大機械翻訳】

Deficiency of α7 Nicotinic Acetylcholine Receptor Attenuates Bleomycin-Induced Lung Fibrosis in Mice
著者 (6件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 34-49  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7338A  ISSN: 1528-3658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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α7ニコチン性アセチルコリン受容体(α7nAChR,Chrna7によりコードされる)は炎症誘発性応答の減弱に不可欠である。しかし,α7nAChRがブレオマイシン(BLM)誘導肺線維症の調節において役割を果たすかどうかは,あまり研究されていない。ここでは,肺線維化を誘発するため,BLMで野生型およびChrna7-/-マウスに感染させた。このモデルを利用して,著者らは,肺線維化の重症度を評価するために,BLMチャレンジ肺における蛋白質レベルでの体重損失,肺線維形成遺伝子(Acta2,Col1a1,Fsp1およびFstl1),組織学,マッソンのトリクローム染色,ヒドロキシプロリンレベルおよびα-SMAの発現を測定した。また,ヒト線維芽細胞(MRC5細胞株)とGTS-21(α7nAChRアゴニスト)によるマウス肺線維芽細胞を分離し,TGF-β刺激線維形成プロファイルに対する効果を調べた。肺Chrna7発現およびCD4+CHAT+細胞(コリンアセチルトランスフェラーゼ,局所アセチルコリン合成の酵素)は,肺線維症の初期段階でそれぞれ12倍および4.5倍上昇した。Chrna7の欠失は,体重減少および肺線維形成遺伝子(Acta2,Colla1,Fsp1およびFstl1)およびArg1(コードアルギナーゼ1)を抑制した。Chrna7の欠失は,BLMチャレンジマウスにおける蛋白質レベルで,肺アルギナーゼ1+Ly6C+細胞,マッソントリクローム染色,ヒドロキシプロリンレベルおよびα-SMAの発現を抑制した。機構的に,ヒト線維芽細胞におけるα7nAChRの活性化はSmad2/3のTGF-β誘導リン酸化と線維形成遺伝子(Acta2,Colla1)の転写を増加させた。分離したマウス肺線維芽細胞では,α7nAChRの活性化も線維形成遺伝子のTGF-β誘導転写を増強した;しかし,Chrna7の欠失はこれらの効果を減少させた。まとめると,α7nAChRの欠損はBLM誘発肺線維症の発症を抑制することができた。したがって,α7nAChRは肺線維症を治療するための新しい治療標的である可能性がある。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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細胞膜の受容体 
物質索引 (1件):
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引用文献 (70件):
  • Expert Opin. Ther. Targets.; Targeting defective Toll-like receptor-3 function and idiopathic pulmonary fibrosis; DN O’Dwyer, ME Armstrong, M Kooblall, SC Donnelly; 19; 2015; 507-14; 10.1517/14728222.2014.988706; citation_id=CR1
  • Pharmacol. Ther.; Idiopathic pulmonary fibrosis: Recent advances on pharmacological therapy; P Spagnolo, TM Maher, L Richeldi; 152; 2015; 18-27; 10.1016/j.pharmthera.2015.04.005; citation_id=CR2
  • Respiration; Idiopathic pulmonary fibrosis: from epithelial injury to biomarkers-insights from the bench side; K Borensztajn, B Crestani, M Kolb; 86; 2013; 441-52; 10.1159/000357598; citation_id=CR3
  • Exp. Rev. Clin. Immunol.; Pathogenesis of idiopathic pulmonary fibrosis and its clinical implications; P Spagnolo, G Rossi, A Cavazza; 10; 2014; 1005-17; 10.1586/1744666X.2014.917050; citation_id=CR4
  • EMBO Rep.; Integrin-TGF-beta crosstalk in fibrosis, cancer and wound healing; C Margadant, A Sonnenberg; 11; 2010; 97-105; 10.1038/embor.2009.276; citation_id=CR5
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