抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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時間選好に関するいくつかの研究は,利得と損失の両方において時間不整合性を見出している。しかしながら,同じ人の間の2つの間の関係は,不明のままである。すなわち,利得結果に対する時間不整合性を実証する個人は,同様に損失に対してもそうである。本論文では,実験室設定における利得と損失に対する個人の時間不整合について報告した。利得と損失に対する個人の時間不整合性の正確な比較を得るために,RohdeのDI(減少インピーダンス)指標(Manag Sci65(4):1700~1716,2018)を使用し,TIが存在するかどうかを同定するよりも,時間不整合のレベルを測定した。この指標は,人間が現在のバイアスを示し,同じ人内の利得と損失の選好の間の比較に容易に拡張できることを示している。さらに,これは,最近の不整合文献における焦点領域であるいわゆる将来のバイアスを試験する実験を可能にする。それは,解析における仕様誤差を避ける非パラメトリック法を通して引き出される。著者らの知見は以下の通りである。最初に,利得だけでなく損失に対する選好における将来のバイアスを見出し,この傾向が利得に対する選好に関する以前の知見と一致することを確認した。第二に,利得と損失に対する時間不整合性の間の正の相関を個々のレベルで見出した。実際,ほとんどの場合,2つの間に有意差は見られなかった。Copyright The Author(s) 2019 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】