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J-GLOBAL ID:202002285705465219   整理番号:20A0628986

2つの海産天然物,ペニシリドおよびベルカリンJはPhaeodactylum tricornutumにおける中性脂質蓄積エフェクターのための化学遺伝学的スクリーニングから同定される【JST・京大機械翻訳】

Two marine natural products, penicillide and verrucarin J, are identified from a chemical genetic screen for neutral lipid accumulation effectors in Phaeodactylum tricornutum
著者 (4件):
資料名:
巻: 104  号:ページ: 2731-2743  発行年: 2020年 
JST資料番号: H0764A  ISSN: 0175-7598  CODEN: EJABDD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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中性脂質や色素などの珪藻には多数の貴重な物質が存在する。しかし,明確な代謝経路の欠如のために,それらの応用はまだ限られている。最近,化学修飾剤は中性脂質の代謝経路を調べる強力なツールであることが見出されている。そこで,本研究では,新しい中性脂質蓄積エフェクタを同定するために,著者らはNile-red染色法を用いてモデル珪藻Phaeodactylum tricornutum(P.tricornutum)の前に分離した天然産物をスクリーニングした。2つの海洋真菌株から分離された2つの化合物,ペニシリドとベルクリンJを,中性脂質蓄積を促進するために同定した。しかしながら,ペニシリドとベルクリンJは,P.tricornutumの光合成を特異的に阻害することにより,P.tricornutumの成長を有意に阻害することも見出された。定量的分析結果は,ペニシリドとベルクリンJが総脂質とトリアシルグリセロール(TAG)含有量を有意に増加させたことを示し,これは以前のNile-red染色結果と一致した。TAG合成および不飽和脂肪酸に関与するDGAT2D,GPAT2,LPAT2およびPAPのような重要な遺伝子の発現は,ペニシリンおよびベルクリンJ処理後にも増加した。さらに,多くのTAGに富むプラストグロブリンが,サイトゾルにおける脂質滴の増加によって示された色素体において形成された。最後に,ペニシリドとベルクリンJは,フコキサンチンの合成遺伝子の発現を減少させ,その結果,フコキサンチンの含有量を減少させ,脂質代謝とフコキサンチン代謝の間にクロストークがある可能性があることを示した。したがって,本研究は,中性脂質およびフコキサンチンの代謝経路をさらに研究するために用いることができる2つの有用な化合物を示し,中性脂質および色素のような高価値製品のための低コスト,高価値,持続可能な原料としての珪藻の有望性を満たすであろう。Copyright Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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代謝と栄養 

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