抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】食道扁平上皮癌(ESCC)患者におけるイソムチン(MTDH)の発現レベルを分析し,上皮-間葉移行(EMT)に関連する指標ビメンチン(Vimentin)の発現とESCCの予後との関係を分析する。方法:組織マイクロアレイを用いて免疫組織化学染色を行い、チップには75対の食道扁平上皮癌組織標本が含まれ、また食道癌組織に対応する対応癌周囲正常食道組織を含み、病巣3cmを基準とし、また30例の食道癌組織は不対の食道癌組織である。すべての食道癌組織と正常な食道組織は組織チップに由来する。MTDHとVimentinの発現を,免疫組織化学的SP法によって検出し,MTDHとVimentinの発現とESCCの臨床病理的関係を分析した。Kaplan-Meier法を用いて、MTDHとVimentinの異なる発現レベルの患者の術後生存率の差異を比較した。Spearman相関を用いて,MTDHとVimentin発現の関係を分析した。結果:食道癌細胞において、MTDHの発現は明らかに増加し、正常食道上皮細胞にも少量の発現があった。陽性細胞は大部分が細胞質で発現し、細胞核にも少量の発現があり、MTDHの陽性発現は主に浅黄、褐色黄色或いは褐色顆粒であった。統計学的分析の後,食道癌組織におけるMTDHの陽性発現率は,隣接した正常食道上皮組織より有意に高かった(P<0.05)。MT-DHの発現と臨床病理パラメータの関係は、MTDHの食道癌における発現はN分期(P=0.016)と関係があることを示し、具体的にN1N3分期におけるMTDHの陽性発現率はN0分期の患者より明らかに高かった。Vimentinは食道癌細胞で多く発現され、同時に少量の正常食道上皮細胞に発現でき、陽性細胞は主に細胞質発現で、褐色黄色或いは浅黄顆粒を呈している。食道癌組織におけるVimentinの発現は,隣接した正常食道組織より有意に高かった(P<0.05)。また、Vimentinと食道癌の病理特徴との関係を統計し、Vimentinの食道癌組織における発現はT分期(P=0.019)及び腫瘍の体積(P=0.040)と関係があることを示した。Kaplan-Meier法分析では,MTDHが高発現の患者の生存期間が短くなり(P<0.05),Vim-entin患者と低発現Vimentin患者の生存率が比較的高いことを示した。有意差はなかった(P>0.05)。Spearman相関分析の結果,MTDHとVimentinの発現はESCC組織で正の相関を示した(r=0.218,P=0.019)。結論:MTDHとVi-mentinの発現増加は食道癌の発生、進行及び腫瘍細胞浸潤転移と密接に関連する。MTDHは食道癌術後の患者に対して予後を判断し、ある程度の作用があるかもしれない。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】