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J-GLOBAL ID:202002286972251533   整理番号:20A2808052

中国南部,湖南省,Yajiangqiao地域における三畳紀後期のbojitesの岩石成因と地球力学的推論

Petrogenesis and geodynamic implications of the late Triassic bojites in Yajiangqiao area, Hunan Province, South China
著者 (8件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: e12370  発行年: 2020年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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三畳紀後期の苦鉄質火成活動は,南中国地塊(SCB)の構造進化に重要な役割を演じる。本論文では,南中国,湖南省,Yajiangqiao地域のbojitesの関連データを,ジルコンU-Pb年代,全岩地球化学データ,Sr-Nd-Pb同位体データ,及びジルコンHf同位体データを含めて提供した。これらのデータは,bojitesが約215.7Maに晶出し,したがってそれらはYajiangqiaoプルトンの黒雲母モンゾ二岩質花崗岩と同時代であるという事を示している。bojite試料は48.84~49.94wt%の低いSiO2含量,5.13~6.13wt%の低いALK(K2O+Na2O)含量,17.64~21.22wt%の比較的高いAl2O3含量,4.32~7.07wt%の中程度のMgO含量,及び5.66~7.33wt%の中程度のFeOT含量を特徴とする。さらに,試料は108~163ppmの全希土類元素(REE)含量を有した。それらは右傾斜のREEパターンを示し,軽希土類元素と大イオン半径親石元素(Rb,K,Th,Uのような)に富み,HFS元素(Nb,Ta,P,Tiのような)に枯渇している。すべての試料は,均一なSr-Nd-Pb同位体組成とジルコンHf同位体組成を有し,(87Sr/86Sr)i比は,0.708202から0.709515,(143Nd/144Nd)i比は0.512156から0.512229,(206Pb/204Pb)t比は18.185から18.264,(207Pb/204Pb)t比は15.667から15.672,(208Pb/204Pb)t比は38.510から38.587,初生の176Hf/177Hf比は0.282428から0.282530であった。一方,算出したεNd(t)及びεHf(t)値は,それぞれ-4.0から-2.6と-7.9から-4.1の範囲であり,Ndの2段階モデル年代は1.20-1.32Ga,Hfの2段階モデル年代は1.35-1.56Gaであった。地球化学データによって示されるように,Yajiangqiao地域のbojiteの始原マグマは,スピネル-ザクロ石レルゾライト(スピネル>ガーネット)の低度部分溶融(1~5%)を受け,スラブ由来流体の交代作用を受けた,後-衝突時展張環境下のリソスフェアマントルに由来する。さらに,これらのデータと既存のデータから,SCBは後期三畳紀(約234Ma)に衝突時圧縮から後-衝突時展張へと変換し,後-衝突時展張は215Maまで続いた。Copyright 2021 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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岩石成因論  ,  岩石圏の地球化学一般 

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