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J-GLOBAL ID:202002287368110837   整理番号:20A0837171

二重スパイクMC-ICP-MSによる低Cd地質試料中のCd同位体の高感度定量【JST・京大機械翻訳】

High-sensitivity determination of Cd isotopes in low-Cd geological samples by double spike MC-ICP-MS
著者 (6件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 713-727  発行年: 2020年 
JST資料番号: C0770C  ISSN: 0267-9477  CODEN: JASPE2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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MC-ICP-MS技術における新しい進歩によって,地質学的プロセスにおける小さなCd同位体分別は,近年,より多くの関心を引きつけた。しかし,低Cd濃度と複雑なマトリックスを有する地質試料に対する高精度Cd同位体データを得ることに挑戦が残っている。90%以上のCd回収率を有するAGMP-1M樹脂を用いた低Cd試料に対する改良Cd精製及び洗浄樹脂スキームにより,試料中のCdに対する微量元素Sn,Mo,Zrなどの比率は精製後0.001以下であり,全手順ブランクは≦0.1ngであった。したがって,20~30ngのCdを含む試料は,精製とその後の同位体測定に使用できる。カラム分離と装置質量バイアスの間のカドミウム同位体分別(NIST3108に対してδ~114/110Cdで表される)は,~111Cd-113Cd二重スパイクによって補正された。NIST 3108は,1年以上にわたりAidus II/III脱溶媒装置を装備したNuプラズマIII(~112Cd信号強度:~280Vppm-1)上で5~25ng・mL-1の濃度で測定され,全外部分析精度は0.034‰(2SD,n=181)であった。NIST SRM 2711a,NOD-P-1およびGSS-1は,それぞれ0.532±0.038‰,0.133±0.038‰および0.098±0.027‰と測定され,Cd同位体分析の良好な精度と精度が5ngCdの低い注入試料サイズで達成できることを示した。著者らの方法は,様々な地質標準物質(GRM)に確実に適用できる。相対的に高く低いCd濃度を持つGRMのδ~114/110Cd値は,以前の研究と一致している:NOD-A-1(0.124±0.067‰),GSD-11(-0.274±0.037‰)とBCR-2(-0.030±0.063‰)。本論文では,SGR-1b(0.069±0.049‰),GSH-1(0.337±0.077‰)およびその他を初めて報告した。玄武岩と河川堆積物中のδ~114/110Cdは比較的均一で,バルク珪酸塩地球(BSE)のそれと重なっている。頁岩と土壌中のδ~114/110Cdは-0.694から0.532‰まで大きく変化する。ヒトの毛髪と他の動物の器官はBSEに比べて軽い同位体に富んでいるが,陸生植物は重い同位体に富んでいる。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機物質中の元素の物理分析  ,  質量分析 

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