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J-GLOBAL ID：202002287791036242   整理番号：20A2272256

HSCサーベイ初年度データからの弱レンズ効果のクラスタ:前景銀河とクラスタ成分銀河の希釈効果の緩和

Weak-lensing clusters from HSC survey first-year data: Mitigating the dilution effect of foreground and cluster-member galaxies

著者 (4件)： HAMANA Takashi (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo, JPN) ,  HAMANA Takashi (SOKENDAI, Tokyo, JPN) ,  SHIRASAKI Masato (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo, JPN) ,  LIN Yen-Ting (Inst. of Astronomy and Astrophysics, Academia Sinica, Taipei, TWN)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 72  号： 5  ページ： 78.1-78.29  発行年： 2020年 
JST資料番号： W2414A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らは,Hyper Suprim-Cam Subaru Stategic Program(HSCサーベイ)初年度データを用いた弱レンズクラスタ探索を提示した。銀河団からの弱いレンズ効果の信号に及ぼすクラスタメンバー銀河と前景銀河の希釈効果に特別な注意を払った。著者らは,クラスタメンバー銀河によって最も影響を受けないグローバルに正規化した弱レンズ効果推定量を採用し,前景銀河の効果を緩和するために測光赤方偏移情報を使用してソース銀河を選択した。異なる低z銀河カットを有するソース銀河の6つのサンプルを作成し,各ソースサンプルに対して弱いレンズ効果の質量マップを構築し,~120deg²の有効調査面積をカバーする質量マップにおける高ピークを探索する。5以上の信号対ノイズ比を持つ124の高いピークを含むクラスタ候補のサンプルに高ピークの6つのカタログを組み合わせた。ピークのクラスタ対応物を同定するために,同じHSCサーベイデータから構築した公開光クラスタカタログとピークサンプルを交差マッチさせた。124個のピークのうち107個がピーク位置の5′内でクラスタに整合することを見いだした。それらの中で,著者らは,弱レンズ効果のクラスタ探索に対する希釈効果を調べるために使用する64の安全なクラスタのサブサンプルを定義した。低z銀河カットを持つソース試料は高zクラスタ(z≧0.3)の弱レンズ効果信号に対する希釈効果を軽減し,異なるソース試料から複数のピークカタログを組み合わせることで弱いレンズ効果クラスタ探索の効率が向上することを見出した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 天体カメラ ,  *重力レンズ ,  クラスタ ,  *銀河団 ,  銀河 ,  効果 ,  赤方偏移 ,  測光 ,  景観
準シソーラス用語： Hyper Suprime-Cam ,  希釈効果 ,  重力レンズ効果 ,  前景

分類 (1件)： 星雲  (DB06000W)

タイトルに関連する用語 (7件)： HSC ,  レンズ効果 ,  クラスタ ,  前景 ,  銀河 ,  希釈効果 ,  緩和